ヘブンズ・ドア / 2009年日 | TDR&MOVIE

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ヘブンズ・ドア / HEAVEN'S DOOR

オリジナルは、かなりヒットした有名な作品で、深夜放映を度々している…
が未見のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」。
ストーリーは、去年辺りに公開された、『最高の人生の見つけ方』とちょっと似ている…
でも、こちらは若い!!ふたり。
まだまだ、人生これからだったはずの二人が、余命が短いことを知り、死ぬまでに海を見るということだけを目指す、ロードムービー。

突然の解雇。そして、突然の余命数日との宣告。
何が何だかわからない状況で、死を待つだけとなった長瀬智也演じる勝人。
あと数日の命とわかっていながらも、何をしようという気力も起きず…
そこに、病院が自分の家のようになっている少女春海=福田麻由子が現れる。
彼女もまた、もうあとわずかしか生きることが出来ない。
海を見たことがないという春海に、海を見せようと勝人は病院を抜け出す。
病院の前には、偶然にもマセラッティ!二人の大きくて小さな旅が始まる。

ラストはわかりきっているのだけど、あまりにも突拍子も無い、行き当たりばったりの旅。
旅と言うより、逃走劇?
思いがけず、強盗しちゃったり、思いがけず大金を手にしちゃったり…
すべてが、無計画過ぎて、ありえん!
何を目指しているのか…そう、ただ海が見たかっただけ。それだけ!!

そんな物語の中、流石の存在感だなぁと思った長瀬智也。
だらしない感じとか、適当さ加減も、彼そのものか?と思わせる。
突然の宣告で、病人らしくなくてもOKなのが、功を奏したのかも?
眼ヂカラが強いというか、ギラギラした感じが、このまま死んでたまるか!みたいな雰囲気をいい意味でかもし出していました。
でも、全体的に彼の存在感だけが一人歩きしてしまったとも言えるかな。

その存在感が大きすぎたのか、微妙にうすくなちゃった福田麻由子。
子役からの脱皮的作品にもなっただろうに…なんとも勿体ない。
この間見た、『誰も守ってくれない』の志田未来と比べちゃいますが、軍配は…
がんばっていたし、かわいいのですけどねぇ

監督は『鉄コン筋クリート』のマイケル・アリアス。
ありえ無すぎるシュチュエーションいっぱいで、突っ込みたくなるけど、
監督のイメージするもの、絵コンテをそのまま実写化したようなこの作品。
そういう意味では、わざわざ実写化しなくてもよかったのでは?と、思いましたねぇ
悪くないのだけど…微妙~
好き嫌いがはっきり別れそうな、この作品。何だか、ウォン・カーウァイ的なテイストも感じました。
監督の作品つながり?で、ちょこちょこと、あんな人やこんな人がひそかに出演!というのは、なかなか面白かった。

それから、刑事役の三浦友和。
彼のシーンは特に、本気なんだか、おちゃらけなんだか訳わからんシーンのオンパレード。
まるで、ルパンvs銭形のような、コテコテ感。
この辺も、アニメチックに感じた所以か?

そして、長塚圭史演じる、小久保…正に『鉄コン~』に出てきそうな表情と雰囲気に不気味ささえ…
個性的なキャラなはずなのに、でも、なぜだか、ストーリーに生きてこない!
ちょっと、勿体なかったです。
大倉孝二演じる安達の方が、印象にとても残りました。

あまり大きく番宣もなく、地味に公開中…
ジャニーズ的バックアップは、ないのかな?

監督 マイケル・アリアス
製作総指揮 -
原作 -
音楽 Plaid
脚本 大森美香
出演 長瀬智也、福田麻由子、長塚圭史、大倉孝二、和田聰宏、黄川田将也、薬師丸ひろ子、田中泯、三浦友和
上映時間 106分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id331731/