リトル・ミス・サンシャイン / 2006年米 | TDR&MOVIE

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リトル・ミス・サンシャイン / LITTLE MISS SUNSHINE

個性豊かな家族が、それぞれバラバラに思い思いの生活をする毎日。
ひょんなことから、娘のオリーブが繰上げで美少女コンテストに参加出来ることに。
美少女コンテスト会場に娘を送り届けるまでを描くロードムービー。
その旅の中で、家族の絆や、本当の自分の居場所を見つけていく物語。

いわゆる、負け組と呼ばれるようなフォーヴァー家。
家族全員で、黄色いワゴン車に乗ってコンテスト会場を目指す姿は何とも滑稽。
何をしても、どう転んでも、ダメッぷりをさらけ出す。
そんな家族の姿を象徴するように、壊れるワゴン車。
みんなで一生懸命押しがけする姿が切ないです。

それでも、意地でもミスコン会場に行くという、パパさんの執拗さと、
絶対に優勝する気がしてならないオリーブの一生懸命さが、笑いと涙を誘います。
ママは、すごく家族を愛しているのだけど、あまりのハチャメチャさに、
出るのはため息ばかり…
ヘロイン中毒のじぃちゃんのエロエロっぷりも、突っ込みどころ満載なんだけど、
憎めないのよねぇ
お兄ちゃんは、ニーチェにかぶれで、絶対にしゃべらないという、謎の信念を持って、
用事がある時はメモを活用。そのメモも、時には役にたったりするのですけど…
そして、この家族に新入り?の、ゲイのママの兄弟。自殺未遂までしちゃって、人生真っ暗…

クライマックスとなる、ミスコンのシーンは、これぞアメリカ!的。
ミスコンでミス~に選ばれることに命を掛けている人たちがそこにはいます。
凄いのよね…これが!びっくり。
もちろん今回は、子供のミスコンなのだけど、いわゆるステージママ?(←死語?)が、いっぱい!
怖いです…恐ろしいです。

正に、ハートウォーミングコメディとはこういう映画の事を言うのではないのかな。
本当は普通の家族が、こんなにもおもしろおかしく描かれるなんて♬
元気をもらえるような、素敵な作品かと思います。

キャスティングが最高というのもあるけれど…
やっぱりオリーブ役のアビゲイル・ブレスリンちゃんがとってもキュートで彼女でないと
この作品はダメでしょう!と、言い切れる、ハマりっぷりでした。

監督 ジョナサン・デイトン 、ヴァレリー・ファリス
製作総指揮 -
原作 -
音楽 マイケル・ダナ
脚本 マイケル・アーント
出演 グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、アラン・アーキン、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン
上映時間 100分
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326063/