
本当に心から愛する人とは、どんなに辛いことや悲しい別れを繰り返したとしても、
また巡り会い、惹かれ合う。
たとえたくさんの思い出を忘れようと思っても、忘れてしまったとしても、
本当にその記憶は消え失せることなく心の奥底に、しまいこんでしまっているだけ。
『マルコビッチの穴』で、鬼才を放ったチャーリー・カウフマン原作のこの物語。
『マルコビッチの穴』に負けず劣らず、奇想天外な物語でありながら、本当に愛する人を
失う辛さや苦しみがたくさん伝わってくる、不思議な作品でした。
愛する人が自分との記憶を消してしまったと知った時、自分もその苦しみから抜け出したいために、
彼女との記憶を消してしまいたい。
そんな衝動に駆られたことによって、愛する人との大切な思い出や、その愛の本質に気づかされる。
現時間から始まって、過去に遡ってというタイプの映画。
<脳内映画>と言われているらしいのだけど、途中ジム演じる「ジョエル」の脳の中に入り込んでいき、
深層心理が摩訶不思議に描かれ、なんともデンジャラスな世界に導かれる。
ドキュメンタリー風の映像なので、もっとファンタジー色が強いのかと思いきや、
意外にシリアスな雰囲気いっぱいでした。
ラストまで観て、やっと最初のシーンの意味を理解できるので、もう1回くらい観るとよいのかな。
いつもはおちゃらけた役ばかりのジム・キャリーが、ちょっとシリアスな役にハマっていたのが印象的。
そして、ケイト・ウィンスレットは不思議ちゃんでありながら、とても魅力的な女性を演じていました。
もっと、ふざけた映画だと思って観始めたにだけど、とても素敵な映画だったと思う。
監督 ミシェル・ゴンドリー
製作総指揮 デヴィッド・ブシェル 、チャーリー・カウフマン 、ジョルジュ・ベルマン 、グレン・ウィリアムソン
原作 -
脚本 チャーリー・カウフマン
音楽 ジョン・ブライオン
出演 ジム・キャリー 、ケイト・ウィンスレット 、キルステン・ダンスト 、マーク・ラファロ 、イライジャ・ウッド 、トム・ウィルキンソン 、ジェリー・ロバート・バーン 、トーマス・ジェイ・ライアン 、ジェーン・アダムス 、デヴィッド・クロス
上映時間 107分
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