伊坂幸太郎著『さよならジャバウォック』。

先日書店で購入した本はコレでした♡


仙台市で、夫と幼い息子・翔と3人で暮らす量子は、夫からの暴言に耐えていた。

ある日、とうとう夫に暴力を振るわれた量子。

気が付くと夫を殺していた。

もうすぐ息子の翔が幼稚園から帰ってくる…どうしたらいいのか?

すると、2週間前に近所でバッタリ会った、大学時代のサークルの後輩・桂凍朗がやってきて、助けてくれるのだが…。


読み始めはミステリー?という雰囲気でしたが、全然違った。

個性的な登場人物がまわりまわって繋がっていて、最後は伏線も回収。

伊坂ファンであれば、お決まりの展開で楽しめる作品でした。


失言によりSNSで叩かれ、表舞台から消えたミュージシャンの言葉が良かった。


非難された時、ありとあらゆる奴から責められ追い回してくる気がして怖かった。

だがさすがに棺に入る時までは一緒にはいてくれない。

いわばそれくらいの覚悟しかないわけだ。

俺に文句を言ってくる人間は、俺の人生を助けてくれない人間ばっかりだ。


考えてみればその通りなんだよね。

今、周囲からの心ない言葉に傷付いてる人に、かけてあげたい言葉だなぁ。