貫井徳郎著『不等辺五角形』。
マレーシアのインターナショナルスクールに通っていた頃からの仲間が久しぶりに集まった。
重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃の5人。
重成の海外赴任の送別会もかねて、聡也の別荘で旧交を温めていた。
だが、深夜、雛乃が頭から血を流して死んでいた。
梨愛が雛乃を殺したと言うのだが…。
重成、聡也、夏澄のそれぞれの証言により物語は進んでいく。
5人それぞれの性格は、見る側によって大きく印象が異なっている。
最後まで読んで真実が分かる。
こういう手法のミステリーもなかなか面白かった。
貫井さんならではの心理描写がさすがだなと感じました。