風間トオル著『ビンボー魂』。

エッセイ本。


数年前のさんまさんの番組で、風間トオルさんが貧乏だったことを知り、とっても興味を持っていました。


幼少期に両親が出ていき、年金生活の祖父母と暮らした風間さん。

今のように子ども食堂がなかった時代。

草花を食べたりいろんな工夫をして何とか生活。

認知症になった祖父の介護も経験。

いわゆるヤングケアラーです。

高校生になるとバイトを掛け持ちしながらやっと空腹を満たせるように。


とにかく驚きの連続。

病院にかかるお金がないので、自力で治していたとか、草花を食した経験から、ヤバい物は直感で判別できるとか、外にばかりいたので視力が3.0になっていたとか…。


明るく楽しく書かれてるけど、ホロッとくる場面もありました。


【僕は甘え方を知らなかった。人に甘えるどころか誰にも自分の弱みを見せたくないと緊張して生きていた。】

事情は違うけど、私もそうやって生きてきたので激しく共感。

お会いして深く話せたら、きっと分かり合える部分があるだろうなぁと思ってしまった。


そうしてやっと世間に風間トオルが知られるようになり、これから育ててくれた祖母へ恩返しできると思った矢先に亡くなった祖母。

それ以来、風間さんは「いつか」「そのうち」という言葉は使わなくなりました。

有言実行を心がけているそうです。


読んでみて、自身の考え方に固執せず、風間さんのように切り替えたらきっとラクになるんだろうなって思えました。