少し前に、テレビで放送された、映画「あん」を見ました。
河瀨直美監督、樹木希林さん主演作。
永瀬正敏さん演じる、どら焼屋のやとわれ店長の元に、働かせてほしいと老女がやってくる。
老女の作るとびきり美味しいあんこが評判になり、毎日どら焼き屋さんには長蛇の列が。
しかし、ある噂をきっかけに、パッタリと客足が途絶え…。
この映画はドリアン助川さんの原作を映画化してあります。
ハンセン病にかかると、強制隔離されていましたが、1996年に、らい予防法が廃止されました。
にもかかわらず、長年に渡り隔離されてきた元患者さんには帰る故郷もなく、そのまま療養所で生活されている方がほとんどだと思います。
普通の暮らしをしたいだけ、ただそれだけの願いすら受け入れられない現状。
元患者役を樹木希林さんが演じてらして、あぁ、やっぱり希林さんの演技は素晴らしいなぁと感じました。
以前原作を読んだ時にも書きましたが、私の故郷にも療養所があり、わりと幼い頃から祖母に教えられてきました。
生活圏内に療養所があると、学ぶ機会も多いはずなのに、それでもらい予防法廃止後に様々な差別がおきているのです。
とっても悲しい現実です。
この映画を通して、改めて考えること、たくさんありました。
