シフォンケーキって、ケーキだけどバターではなく主に植物油を使うんです。
⬆︎《アレンジシフォン》ヨーグルトクリーム in ヨーグルトシフォン
かんたんシフォンを作るのに使うオイルにもおすすめがあって、
- なたね油
- 太白ごま油
- 米油
レッスンではこの3種類から選んでいただいたりもしています。
今日はその中の米油について面白い情報をお届けしちゃう!
先日のブログ記事
▶︎バニラってそもそもなに?ビーバーや紙原料から合成するってほんと!?甘い香りの秘密とは。
で書いたように、バニラの香りの主成分「バニリン」は色々な素材から合成することができるの。
でもこれからご紹介するのはバニリンを合成するということではなくて、
バニラオイルを使わずに、米油を使って普通にレシピ通り作っただけでバニラの香りが出てくるっていう興味深いお話。
米油の原料は米ぬか。
⬆︎FIND/47の写真を使いたくて若干むりくりお米の写真(笑)
この写真は兵庫県 野々庄というところだそうです。
FIND/47 は日本の美しい風景を無料で自由に使えるサイトですよ!とってもとっても高画質です!
収穫したお米の表面についているもみ殻を除き玄米にして、
玄米から精白米を作るときに除かれる部分が米ぬかです。
(つまり、玄米=精白米+米ぬか)
重量にして玄米の8〜10%
そのうち約20%が米原油として抽出されます。
米ぬかがお肌にいいって、聞いたことありませんか?
パックにしたり石けんに配合した製品もありますよね。
米ぬかには米油の他にも
- γ-オリザノール
- フェルラ酸
- ステロール
- トコフェロール
- ライスワックス
- リン脂質
- スフィンゴ脂質(セラミド)
- フィチン酸
- イノシトール
今回はその中でも「γ-オリザノール」(ガンマ-オリザノール)がキーワード。
米油を加熱すると甘い香りがするのは、このγ-オリザノールがバニリンに変換されるためということです。
(バニリンについてはこちらを読んでね!)
高温で長時間加熱する方がたくさんのバニリンが生成されます。
なので、
バニラオイルを添加しないでおやつ作りをする際には、米油を使ってみるというのも手かもしれないですね!
私自身も米油でシフォンを焼くことがあるのですが、
バニラの香りがするかどうかは気にしたことがなかったので、近々試してみようと思います!
米粉のクッキー作りにも使わなきゃ!
▶︎BREAD&DAYS 米粉のおやつとグルテンフリー対応レッスンはこれ♡
私は普段の料理で主に米油を使っています。
- 素材の匂いがない
- 油酔いしにくい
- 国産のものが手に入る
- ぬかの有効活用になっている
- 比較的安価である
という点がお気に入りポイント。
まだ使ったことがない方、ほとんどのスーパーで米油を置いていると思うので、ぜひ試してみてくださいね!
<参考>
オリザ油化 https://komeabura.life/