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ほぼやったことがない状態。
でも、パン作りに
全然興味がなかったのではありません。
本を読んだりネットで調べて
作ったこともありました。
レシピ本の写真と私が作ったパンでは
見た目からしてかけ離れていたのです。
レシピ通りに作ったはずなのに、
どうして…
一体どうすれば
本のようなパンが焼けるようになるのか。
でも、失敗した原因が当時、
ド素人の私では分からなかったのです。
やっぱりパン作りって、
ハードルが高すぎる…
そんな私がなぜパンを
また焼こうと思ったのか…
すでに美保代先生の料理教室に通っており、
パン教室もやっている知識豊富なプロの
みほよ先生に一から習ってみよう。
みほよ先生のパン教室の門をたたきました。
パン作りにはお店のような
発酵器やこねる機械など
専用の道具がないと作れない、
と勝手に思いこんでいました。
しかし、美保代先生の教室では
それらをまったく使っていなかったのです。
家庭にある道具で作っていました。
でも、ゼロからのパン作りは
決して簡単なものではありませんでした。
必死になって忘れないうちに
家での復習は必ずしていました。
それも何度も、自分が納得できるまで。
パン作りの知識を得て作ったパンは
劇的に美味しく変化していきました。
初めてパンらしい
とても感動したのを今でも鮮明に覚えています。
もうそれからは
楽しくてたまりませんでした。
みほよ先生が考案した銀のスプーン製法は
理論的でとても分かりやすいのです。
質問をしてもあいまいな点がなく、
にごすことなく、
全て的確に答えてくれるのです。
気温や粉の種類などその他様々な条件で
水分量やこね方を変えたりとても奥深いのです。
焼き上がりのパンの表情が毎回違ったり、
単純でないところが
手作りパンの面白さだと思うのです。
イーストという生き物を使っているので
作る工程はまるで子どもを育てている感覚。
自分で作ったパンは、
多少不格好でも愛着があり
他のどのパンより美味しいと思えるのです。
そんなパン作りの面白さを
たくさんの人に知ってもらいたい…
家族を喜ばせたいという気持ちだけでなく、
私が感じた喜びをみなさんにも喜んでもらいたい。
そんな気持ちがさらに強くなりました。
家庭で焼くパンが
こんなにも美味しいんだってことを
知ってもらいたい。
自分で作ったパンで、
誰かが喜んでくれる。
パン作りは作る楽しみ、食べる楽しみ、
一度に両方味わうことができます。
ゆったりと生地を発酵させながら
のんびり時間を楽しむ。
焼きたてのふわふわなパンを
大切な人に食べてもらう。
美味しいって喜んでもらえたら
また作ろうって原動力にもなります。
そして大切な人に
美味しいと食べてもらえる喜びを
お伝えしたいと思うようになり、
子育てに区切りのついたこの機会に
自宅でパン教室を開くことにしました。
教室では皆さんの家庭でも
同じように作ることができるよう
家庭用の電気オーブンを使用しています。
わかまつみよほ先生のご指導のもと、
2018年12月にパン講師となり、
2019年1月にパン教室を開講しました。
2018.12.21
銀のスプーン講師育成コース修了
2019.01.10
埼玉県加須市に
手ごねパン教室【パンの時間】を開講