毎週末に(できる限り)実家を訪れ、90にもなる母の郵便物を確認したり、一週間の出来事を聞いたり、予定の確認をしたりする。
その後お決まりの『ダイヤモンドゲーム』と『七ならべ』『ジジ抜き』などをする。本当に母はこれが好きでいつも
「beachan、待ってたよ~。ゲームやる時間ある?」
と聞いてくる。こんな風に言われちゃあ、やるしかない。父の生前もやってきたから、間違いなく千回は超えている。
先日、聞いてみた。
「お母ちゃんが小さい頃はトランプやゲームなんてないよね?何して遊んだの?」
「子ども同士だとおはじきとかお手玉とかやったけれど……。おじいさんとおばあさんがよくカルタを読んでくれて兄弟姉妹でやった」
そうだそうだ、百人一首もやったって聞いたわ。
「でもさ、カルタってどんなカルタ?」
だって、その頃なんてアニメもやっていなかったし、キャラクターなんかもないでしょ?
すると
「論より証拠とか、犬も歩けば棒に当たるとか‥‥‥」
だそうで
「あぁ、『犬棒カルタ(いろはカルタかな?)』ね。私も少し知っているけど、他にはどんな言葉があったっけ?」
と尋ねたら
「ツは、爪の長い子 きたない子」
だって。
私は爆笑しちゃったよ。母にとって1番印象深かった言葉がそれだったわけね。そして、時代かなあ?「きたない子」って言葉、今じゃあ禁句です。
そういえば、私は小学生の頃、毎朝「ハンカチ、チリ紙、爪検査」ってのがあったことを思い出した。日直さんが1人ずつ検査して、表に○△×を記入する。ハンカチ、チリ紙は持ってきたか?爪はきちんと切りそろえてあるか?もう「チリ紙」ってところが昭和だわ。いつから私は自然と「ティッシュ」と呼ぶようになったかなあ?
さて、今のカルタ、「つ」は何かというと
「月夜に釜を盗まれる」
だって。月夜の出ている明るい夜に釜を盗まれる‥‥‥ひどく油断をすることの例えだそうだ。それより
「爪の長い子 きたない子」の方が面白いしわかりやすいけど。
そして今じゃあ、
「爪の長いは きれいな姉さん」
だね。めちゃくちゃ長い爪、ネイルサロンだけじゃなくて自分で、はたまたチョコザップできらびやかに飾れるんだもの。
「驚き 桃の木 山椒の木」