義父90歳、認知症あり、運動には全く問題なく階段スタスタ自転車スイスイ。お風呂介助とお掃除のヘルパーさん週1回。1人暮らしだが、夫の職場が歩いて数分。私たちの家も近い。何かあればすぐに駆け付けられる距離だ。デイサービスなどは嫌い、お友だちもなく、趣味もなく、毎日テレビを見るだけ。ベランダから富士山を見るのが日々の喜び。時々竹ぼうきを使って家の周りを掃除する。

 

 実母91歳、足腰がだいぶ弱ってはいるものの、最低限の家の中での生活全般1人でこなす。おつかい1日、お風呂介助2日、週3回のヘルパーさん。1人暮らしだが、私の家からは自転車圏内。人付き合いが苦手。お花を愛でること大好きで、庭の手入れをする。

 

 二人に共通するのが、耳が遠いこと。義父は補聴器を購入したが、まったく付けない。実母は、通院時とかお客さんやケアマネさんとのお話のときだけ、補聴器をつける。ということで電話での会話は両者とも成立しない。本人たちが、一方的に話をすることはできるが、こちらからの質問などに答えることはできない。私たちが出向くしかない。

 

 義父はガラケーを持っていたが、操作もできなくなり、スマホに移行する前にそれを解約した。実母はそれらを持ったことがない。

 

 現在、夫が義父のこと、私が実母のこと、ってな感じで介護をしている。夫が1番注意しているのがお薬の管理、そして食品等の買い出しを担う。と言ってもお料理ができないから、冷凍のお弁当やパン、飲み物など。一方、私は土日に実家を訪れて、ちょっとした手伝い、ゲームとトランプ、おしゃべりの相手、見守りが主だ。病院の付き添いもある。

 

「まずはお互いに自身の親をみましょう」

を2人で貫く。そりゃあ、私だって義父のこと、やりますよ。夫も私の母のために車出しなど、手伝ってくれます。が、基本は実の親ってところ、それが平和。

 

 でも?だから?思うことがある。私の場合は弟や妹が海外なので、仕方がないと思う。妹は日本に来た時は私の何倍も動く。一方夫の妹弟はどうなのかな?特に妹は都内に住み、仕事はしておらず、子どもは独立し、義母を看取り、義父は施設に入っている。だから、自由な時間が多少はとれるだろう。

「おとうさん、元気かな?」

って思わないのかな?1ヶ月に1度くらいは様子を見にきたらいいと思うんだけど。実の父親ですよ。私には不思議でならない。

 

 夫にその話をしても

「さあねぇ?」

と言われてしまう。当てにもしていない様子だ。確執があるようには思えない。基本、気立ての優しい義妹なのだけど。

 

 何かしてもらおうとは思わないけれど、私は義妹に顔を見せに来てほしい。義父はくしゃくしゃの笑顔で迎えるに違いない。