私は孫たちに「おばあちゃん」と呼ばれている。友人などの間でもその話題になることも多く

「おばあちゃんとだけは絶対に呼ばれたくない」

とグランマとか名前とかオシャレな呼び名をわざわざ指定した、という方もいらっしゃる。ばあばって方も多いかな?おばあちゃんより、可愛いイメージなのかな?小さい子にも言いやすいかな?

 

 孫Cちゃん、ようやく言葉らしきものを発するようになった時のこと。「おばあちゃん」は無理なので、パパママが「ばあば」と呼ばせようとした。ところがある日、「ばあば」ならぬ

「ばばあ」

と呼ばれた。いや、これには涙流して笑ったけどね。

 

 おばあちゃん(さん)って、「年とった女の敬称」という意味と「祖母」という意味がある。私は孫たちにとっておとうさんやおかあさんのそのまたおかあさんなのだから、後者の意味と捉えれば何の違和感もない。正しいのだから。

 

 本来は「お」も不要で「ばあちゃん」かもしれないが孫には、「お」をつけて、丁寧に呼びかけてもらうことにしよう。

 

 先日ピアノの練習をしていた時に私の皺だらけの手の甲を見た孫Bちゃんが

「どうしておばあちゃんの手はこうなっているの?」

と聞いてきた。

 

 シミ、皺だらけ。お手入れを怠ってきたからね。そして、私は小学生の頃から(もっと前から?)手の甲の血管がすごく浮き出ている。どうしてそんな昔のことがわかるかというと、毎週火曜日のピアノのお稽古の時に

「どうして自分の手はこんななのかな?いやだなあ」

と思っていたから。


 血は赤いのに、薄い青だか緑色のグニャグニャした紐みたいな物がボコッとしていて、子どもにとって謎の気味の悪い手で驚きだったのだと思う。理由説明の面倒さ、難しさもあり、私は安易に

「おばあちゃんだからさあ‥‥‥」

と言ってしまった。その「おばあちゃん」は「祖母」ではなくて「高齢女性」という意味にあたると後から気づいた。

 

 するとすかさず孫Cくん、

「おじいちゃんとかおばあちゃんって、すぐに『おじいちゃんだからさあ』とか『おばあちゃんだからさあ』って言うよ。それはやめた方がいいと思う」

だって。

「そうだね。今度から気をつけるね。ありがとね」

彼は、祖父母と高齢者の意味を使い分けているのだろうか?それとも普段から「年取った女の人」として私を呼んでいるの?

 

 ごもっともでございます。自ら高齢者を口にする場所は限られる。少なくとも孫の前でそれはいけません。以後気をつけます。