ネタバレになるようなならないような、私の拙い考察です。この映画をご覧になっていらっしゃらない方には、あしからずご容赦ください。
「お姉ちゃん、『ちいかわ』と『すみっこぐらし』と混同してない?」
妹に指摘された。それほど、何も知らない私が今回この映画を見ようと思ったのには理由がある。
テレビのニュースでちいかわ映画興行収入が話題になっていたこと、SNSで「ちいかわ映画怖い」とあったこと。私は、『ちいかわ』と『すみっこぐらし』が別物だとさえ知らなかった。なんとなくほわほわしたようなゆるーい見た目のかわいいキャラクター、というほどの認識はあった。そのゆるーいかわいいキャラクターの映画が怖いと言われるのはなぜなのか、どんなストーリーを仕立てているのか、どの年齢層にウケて、なぜ興行収入を伸ばしているのか、興味があったのだ。
当日、ペットボトルを購入し、シニアチケットの証明のために入口でマイナンバーカードをお兄さんに見せて、席についた。
子どもより大人の観客が多かった。まずそこに疑問を持つ。それでも映画の最中、何回かキャハッとかワハッとか一瞬子どもの笑い声が響いた。何がおかしいのか、何にくいついたのか、私にはまったくわからなかった。
後の私のリサーチによると、ちいかわのキャラクターたちに、それぞれ個性があり、映画の中でのその表情が、わかっている方には、なんとも心に刺さるらしい。どおりで、私には理解できないはずだ。
2時間弱のアニメ映画、何かざわつくというか、ざらざらするというか。つまらなくて寝そうになった、ではない。面白い、とは違う。けど、どこか気になる。ストーリーを追うことはできたと思うが、心が追いつかないというか、これはなんだろうか?
この映画は何を伝えたかったのか?
「決まりを守らないと罰がやってくる」
とか
「報酬や甘い話に簡単にのってはいけない」
とかの戒めのようなものなのか。それとも
「仲間と協力する」
ことや
「秘密を守る」
ことの大事さなのか。でもそこにたどり着くほどの力強さは感じられない。
そして、私の1番の課題、「怖い」を追求する。話の内容として
「人魚を食べることで、人が永遠の命を手に入れることができる」
って、そこが居心地が悪い。それは、単三電池を入れ替える機能を持てるようになることだった。そうすれば、永遠に命は終わらないのだと。
「でも、電池を入れ替えても本体が故障したら、意味無いよね」
って現実的な私は思う。
自然いっぱいの環境でのゆるーいキャラたちのお話で、人魚を食べる、とか電池が出てくる、ってところが受け容れがたかった。ギャップだ。これを怖いと表現したのかな。
そして思い出した。最初の方でちいかわちゃんが船酔いする場面がある。その時、ちいかわちゃんのお友だちは
「すっきりするよ」
と炭酸ドリンクを勧める。私はめまいという持病があって、それがひどい時には吐き気がしてしまうのだが、その時に炭酸は余計にダメなんじゃないかと思う。これは「単三電池」と「炭酸」という「タンサン」繫がりか。強引だなぁ。それとも私の考えすぎ?
どうも『ちいかわ』ファン層は大人女性が主流のようだ。思い出したり、ネットで見たりすると、映画の中ではさらにいろいろなトリックが隠されていた。それが人気なのかもしれない。それに気付いたときの興奮。こういうのもアハ体験っていうのかしら?
そうそう、映画館で観覧者特典が配られる。非売品だ。 既にもう第五弾とのこと。今まで、マスコットキーホルダーやボンドロと呼ばれるシールなどが配られてきた。なるほど、と思った。みんな、これが欲しくてやってくるのだ。
私は、小さい頃アニメといえば、テレビで見た正義のヒーロー、中高生時代は漫画雑誌でキュンとする恋愛もの、大人になってからはスポーツもの、など。ドラえもんも見た。今はその内容も多種多様だ。
男性会社員がサンデーやジャンプを抱えていることが話題となり、そこから急速に漫画はすべての年齢層に拡がり、今じゃ日本のアニメのファンは世界中にいると聞く。
不思議な映画だった。第二弾があるとしたら、それまでには『ちいかわ』と『すみっこぐらし』の区別がつくようにしておこうっと。キャラクターについても予習しなくちゃね。できたら、次回も怖いと言わせるストーリーを期待します。
ゆるーいキャラの怖ーい話、私は早くもはまったってこと?

