私はそんなにブランドものを持ってはいないが、若い頃は一生懸命にバイトで貯めたお小遣いでバッグやスカーフを買ったこともあった。
先日、美容院のスタッフさんとの会話でブランド品の話になった。今は、それぞれの個性を打ち出す時代になり、みながみんなブランドに飛びつく時代は過ぎたようだ。それでもヴィトン、セリーヌ など、老舗ブランド、海外ブランドの人気は顕在だ。
そのスタッフさんは以前、エステ店にお勤めしていたことがあり、その時はお客様方のほとんどがブランドバッグで来店していらしたそう。中には「G」マークの付いた明らかなブランド折りたたみ傘を濡れたまま平気で「G」のバッグに押し込む方。デパ地下で買ったお惣菜の煮物をいくらビニールでくるまれているからといって堂々とバーキンに入れている方。
「えっ?信じられない」
という私に
「そういう方々にとっては、それらの品は2軍3軍なんですよぉ、きっと」
と彼女。1軍、2軍、3軍?
1軍、2軍と言えば、どうしてもスポーツを連想してしまう。折りしも先週末には甲子園決勝が行われた。我が息子ら、大学まで野球を続けたが、そこではレギュラーとは言えなかった。でもそれぞれの監督が
「レギュラー陣の力が発揮できるのはベンチに入れなかった100人以上の部員の力があってこそだ」
と常々言っていたとか、150人という大所帯の部員の名前を全員覚えて呼びかけていた、などと子どもたちから聞いていた。2人とも監督が尊敬に値する立派な人物だと口にしていた。
スポーツとブランド品、結びつけるのは無理があるかしら?話を戻します。1軍、2軍という括りが生じてしまうのは仕方ない部分もある。年月が経ったものと新しい物、それを分けることはある。でもその扱い、対応に差をつけるのはいかがなものかと思う。2軍3軍を丁寧に扱ってこそ、1軍が生かされる。
自分が気に入って手に入れた高級高額品をぞんざいに扱ってはモノがかわいそう。これはブランドに関わらず。その人がどんなにお金持ちで美しくても品性に欠けるように思う。
HやGマークの入った品を持つ人こそ、気品がある人じゃなくちゃね。品格、大事です。