先日、テレビのバラエティー番組でお笑い芸人さんが披露した話。
「ウチのマンションの住人さんが傘袋にゴミを入れて出していたんですよ~。スーパーとかで塗れた傘を持ち歩くためのあのビニールの細長いヤツ、アレですよ!信じられます?絶対にマンション中で話題になっただろうなって」
実母、絶対にこれ、やりそうだ。今は外出もままならず、傘袋を手にする機会もないが、もし、手に入ったならば、ゴミ袋として使っていたと思う。なんたって母は、ゴミ袋を買わないのだから。
お買い物をすれば取っ手の付いたビニール袋がもらえる時代は終わった。その後の母の努力には涙ぐましいものがある。食パンの袋、野菜の入っていた袋、お米の袋、雨の日に配達される新聞用のあのうっすーい袋さえも活用する。だからと言って、ご自由にどうぞの袋をごっそり持ち帰る母ではない。
その芸人さんに怒りの気持は無いが、そうしてまでも節約に努めている高齢者の現状は把握できていないのだろうな、って気持になる。当たり前だね。若くて収入もあるんだから。でもそうせざるを得なかった人の立場に立ってみる、という視線もないのだな。お笑いのネタにしてしまうのだから。
なんだか、議員さんたちが
「この物価高に困っている方がたくさんいらっしゃる」
だから
「消費税を廃止しましょう」
「お金を配りましょう」
と簡単に言うけれど、一向に進まない。
当事者の気持ちや生活、知らないんだろうなぁ。どこか人ごとなんだろうなぁ。そんな ところに共通点を感じた。