日曜日に皇居を訪れた。周辺に行ったことはあるが、小学校の遠足以来かもしれない。東京駅だって、あくまでも新幹線に乗る時、千葉方面への通過地点、そんな感じだ。だから駅舎を出て、あのレンガの建物を見て、ちょっと感激する。テレビではよく見るが、改めてみると、それはとっても立派だ。麗しい。
さてそこから数分で皇居の坂下門に到着する。が、それ以前の横断歩道だったり、歩道には警視庁や宮内庁の腕章をつけた方がたくさんいらっしゃった。拡声器で
「坂下門は信号を渡って左にお進みください」
とか案内までしていて
「ありゃまぁ、みんな皇居がお好きなのね」
って思った。季節も良くなってきて、桜の開花宣言もあったし、人々も外を歩きたくなるようだ。私ももちろんだ。
そしたら実は、この期間1週間ほど、「乾通り一般公開」がなされていると後から知った。なんでも上皇様の傘寿記念として2014年の春季秋季に公開したところ、大変好評であったことからその後、恒常的に実施されているそうだ。だから余計に人出が多かったのか。
門の前で長い列ができていて、あの「関西万博」を思い出した。テントの下で、1人1人警察官による手荷物検査が行われていた。それは関西万博よりずっと厳格だった。
海外からの方も多く、みなスマホを片手に美しい景色を撮影していた。私もたくさん撮った。けど、桜は数輪しか咲いていない。それより自分は石垣に惹かれる。
この石垣、ずっと見ていられる![]()
皇居内を通り、北の丸公園を抜けて、見えてきたのは武道館だ。大学の卒業式があったようだ。あ、卒業式ではない。「学位授与式」と正面には幕が張られていた。厳かな雰囲気が伝わってくる。
一方で、女性は袴姿、男性はスーツ、中には羽織袴姿の方もいらして、一様に弾けるような明るい笑顔。ご両親と一緒に写真を撮ったり、そこかしこで輪になって会話している姿も見られた。
「久しぶり~」
なんて声も聞かれるが、この後はそれぞれの人生が始まる。
そこからはひたすら千鳥ヶ淵公園、お濠沿いを歩く。
桜は1週間早かったかな![]()
石垣に先人の 知恵と力を見た。現代の若者の姿に自分の若かりし頃を思い出し、今ひとつ踏ん張ってみようじゃないか、と気合いが入った。
春だ。新年度も始まる。

