私の周りに何人か離婚なさっている方がいる。
「どうしてこうなっちゃったのかなあ。別れたことに後悔はないんだけどね」
とおっしゃる。
既に独立しているお子さんたちには、思いを正直に伝えることもできるらしい。
「どうしてこうなっちゃったのかなあ」
逆に子どもたちに質問されると言う。
「そもそもどうしてオヤジ(おとうさん、パパ)と結婚したの?」
いやいや、そのオヤジと結婚していなければあなたはいませんよって話なんですがね。
「どうしてかねぇ」
「勢いかなぁ?」
「その時は本当の姿が見抜けなかった、とか」
「結婚に理由なんてわからなかったよ。こうなるとも思わなかったし」
そしてお子さんたちは
「離婚して正解だったよ」
と言ってくれるらしい。
が、私の心に刺さったのはある1人の女性の
「ママはやっぱりパパが好きで結婚したんだよね」
ってひと言。ご主人と出会い、結婚したが、その後の生活が上手くまわらず、結果は離婚に繋がった。でも結婚そのものは素敵な思い出として残っているのだろう。その時は幸せな未来を描いたのだ。その一言が言えるって凄いことだと私は思った。
訳あってそれぞれの道を歩むことになったとしても、出会って、お互い惹かれあって、結婚した。今はグチグチといろんな事をつぶやいたとしても、さらに離婚に至ったとしても、その時はやっぱり好きだったから結婚した……。
私たち夫婦も40年以上も一緒にいると、色々思うことはあるし、夫だって言いたいことはたくさんあると思う。それでもなんとか生活できている。笑うし、しゃべるし。
長女とは女同士ってことで私も
「ちょっと聞いてよ~」
と言うこと度々ある。でもそんな時でも必ず
「お父さんのいいところは○○○○なんだよね。だから結婚したんだよね」
を心で唱えている。時に口に出すようにしている。すると、自分の心の中も落ち着いてくる。自分が、私が、この人を選んだのだ。
私はある意味恥ずかしがり屋で間違っても
「大好きだったのよ」
ってのは言えない。負けず嫌いでもあるから、
「私じゃなく、彼が私との結婚を強く望んだ」
というていにしたい。
ここが私のダメなところかも。