NHK朝の連ドラを観始めたのはいつだったか?ここのところ録画を駆使しながら、欠かさず見るようになった。いくつかの作品は申し訳ないが、途中で挫折し、失礼しました。
ノンフィクションが好みの私は前回の『あんぱん』がとても面白かった。ただ、あの歌はどうしても好きになれず、そのシーンになると、毎回リモコンの30秒送りを3回押していた。あのドラマに不似合いな感じがしたのだ。まず、高齢者には何を言っているのか聞き取りにくい。そうした結果、その歌詞とメロディーは最後の「バンザイ!♬」しか頭に残っていない。
その点、今回の『ばけばけ』はまず、その歌にとっても魅かれた。ハンバートハンバートさんを私は知らなかったので、最初の頃はヘブン先生が歌っていると思っていた。それほど声がそっくりで。
一方、ドラマそのものは、小泉八雲の功績を期待していたので、しばらくなじめなかった。あのコミカルな部分に、ついて行かれなかった。そのまま後半戦に突入し、今後の行方が気になっていた。
でも
「これはおトキちゃんとヘブン先生夫婦、その周りの人々の日常や人間模様をちょっとおかしく笑えて心温まるドラマに仕上げたのだな」
と思ったら、毎日が楽しみになってきた。小泉八雲はひとまず置いておこう。
さて、私にはちょっとした趣味がある。最近は遠ざかってしまっているが、子どもらがスポーツをやっていた頃、それをビデオやカメラに撮って編集する。スライドショー?フォトムービー?なるものの製作だ。静止画はもちろんそのままだが、動画などはスロー再生したりする。
例えば、野球なら走塁の時の最後にベースに滑り込むところだけをスローにしたり、サッカーならばドリブルで持ち込み、シュートの場面だけをスローにしたり。そうしてかっこいいトランジションでつなぎ合わせたものにBGMをつける。その頃流行ったミスチルとかゆずの『栄光の架け橋』とかモンパチ、スキマスイッチの『全力少年』等々。サザンも使わせてもらったっけ。それだけで青春って感じになる。
長男、長女の結婚式には、自らムービーを作ったっけ。案外好評だった。
また、義母が亡くなった時に大量の写真の中から数十枚を選んで『川の流れのように』とか『ハナミズキ』とか『涙そうそう』なんて音楽を載せたら、涙無くしては見られない作品になった。母が大好きな夫は今でもたまにそのDVDをこっそり観ているようだ。自分の小さい頃の姿にも目を細めながら。
ということで、私は結婚式から今までの夫と2人の写真を現在選び始めている。私たちはおトキちゃんやヘブン先生のようにはいかないけれど、あの『笑ったり転んだり』が補ってくれると思う。
出来上がったDVDを観て夫は絶対涙を流すに違いない。そろそろ結婚42周年を迎える。