先日、地元仲間の集まりがあった。それなりの人数になり、昔話で盛り上がった。メンバーの多少の入れ替えはあるものの、20年ぶりだった。

 

 私の隣に座った女性が、ある男性のことを

「ねぇねぇbeachan、私、あの男子のことが好きだったこと思い出したんだけど、めちゃくちゃショックだわぁ。すっごく髪が後退してる‥‥‥」

 

 確かに私も当時の彼のこと、覚えてる。背が高くってジャーニーズ系のかわいい感じのする男子だった。彼のこと好きな女子、他にも知っていた。あ、ジャーニーズって言葉、禁句ですかね。でも私世代なら同意してくださる方が多いと思うんですが、総称としてとっても使いやすい言葉なんですよね。だって、お顔立ちがまあまあイケていて、踊りが上手で、歌も歌えて、バラエティーにも進出する男性グループ、最近、ちっとも覚えられない。推し活もしないから、覚えようともしない私だ。そういう時、それっぽい男子、男性のことを「ジャニーズ系」って呼んじゃう。

 

 はい!もとい!

「そうねぇ、そこは年齢的にも仕方ないんじゃないの?人柄は変わっていないし、そう厳しいこと言わないであげなよ」

コソコソとヒソヒソと2人で話す。上から目線の私たちだ。彼だって、私たち女子のことどんな風に思っているやら。

 

 そして、思い出したのが、高校時代に私がとっても好きだったN氏、噂によると、未だに男性からも

「あいつはすごい」

「いいやつだ」

と言われ、お偉くなられたそうだ。言っておきますが、私は彼に告白もしていませんし、もちろんお付き合いなどしていただけることなく、高校3年間を過ごしました。

 

 さらに、20歳の頃、合コンで出会ったK氏、デートもしました。でも1年も経たずして別れてしまった。

 

 友人がそのK氏と会ったらしい。そして私に報告してきた。

「beachan、その昔、K氏と付き合っていたよね。素敵な男性になっていた。あの頃、そんなにかっこよかったっけ?」

「それ、失礼じゃない?彼にも私にも」

「違う違う、ルックスじゃないわ」

彼女は自分で口にした言葉を自分で否定した。

「なんて言うのか、優しげで気遣いもできて、それでいて堂々としている感じ。そうそう、それでね、今じゃ社長だって!」

それは、彼の家が仕事を経営なさっていたことを私は聞いていたから、長男として行く末は想像できた。でも私は「社長」とか「出世」とかそこに魅かれる人間ではない。

 

 私は結構「男性を見る目」があったかもしれないな。お二人が良い年のとり方をなさったのだとわかって、懐かしい思い出にちょっと浸りながらほんわかした気分になった。


「独身の時は両目を開いて相手のことをよーく見る。結婚したら、片目をつぶる」

こういう言葉の好きな母に昔、散々言われたなぁ。

 

 その私が結果的に選んだのが今の夫である。片目つぶるどころか、今じゃあ開いてるはずの片目もまぶたが下がって半目開きだわ。年齢のせい?程よい感じかも。