先日孫Cちゃんの発想にびっくりした。手作りネイル。まだ5歳だというのに。

 

 

 

クリップをセロハンテープでとめて、マッキーで塗ったって笑い泣き
 

 小さい時からCちゃんはおしゃれが大好き。3歳の七五三のお祝いで初めてメイクをしてもらって、とってもご機嫌だったっけ。

 

 現在、小学校高学年女子の半数以上がメイクをするとテレビでやっていた。最初それを聞いて、信じられなかった。

「何もしなくてもかわいくてピチピチなのに‥‥‥」

 

 が、娘たちに聞くと当たり前らしい。

「なっちゃん、しょうくん、あんちゃんのお姉ちゃんたちはみーんなやっているらしいよ」

 

 時々聞く孫の友人の名前が出てくると、俄然その実態が真実味を帯びる。テレビに出てインタビューに応えているメイクをした子は、渋谷とか原宿を歩いている将来アイドルになりたい子だけだと思っていた。そしたら、なんと東京のはずれの我が家近辺でもそんなことになっているのね。

 

 私が10歳のころ、妹が母のマニキュアを勝手に持ち出し、爪に塗った。大体から、商売を営む家で働く母がマニキュアを持っていること自体が信じられないけど、まあ、あったのだから、母のモノなのだろう。

 

 すると母は、すごい剣幕で妹を叱った。が、妹はビクともしない。私はその頃、おしゃれとかアート関係に興味なし。センスなしと言った方がいいかな?かたや妹はそういうことに小さい頃から関心があったようだ。今でもよく美術館巡りもしているし、おしゃれだし、何かを創り出すことも得意だ。手先も器用で、同じ親の子とは思えない。それに、私なんて、親に怒られようモノなら、すぐにやめるけどね。

 

 で、挙げ句の果てには近所のおばさんがやってきて

「これは大人がやることなの」

「これじゃあ、爪が息ができない」

「子どもには毒なんだよ」

「最後には死んじゃうんだよ」

と言い、妹は観念した。おばさんは、

「爪が死んじゃう」

とは言わなかったから、妹は怖くなったのだろう。

「大人は言葉を上手く使うなぁ」

と思うほど冷めたお姉さんの私だった。


 当時の大人たちは、それらに害があるとかよりも、いわゆるおしゃれと言われること、お化粧などに子どもが手を出すこと、それを良しとしなかった。

「将来この子は不良(この言葉自体が今は私語ね)になってしまうのではないか?」

そんな雰囲気があった。

 

 私はせいぜい「ウテナお子さまクリーム♪」のCMで有名になったクリームを顔に塗りたくった程度。妹はピンクのケースに入った子ども用お化粧道具セットを買ってもらい、ルンルンしていた。

 

 今は小学生もママの使うアイシャドウを兼用しているんですって。つまり、大人が使うもの。母娘一緒に楽しむのが今の時代なんだろうね。意見するつもりはない私だが

「身体に影響はないの?眼とか肌とか、リップも口に入いるっちゃあ入るし」

と心配する。

 

 私は孫Cちゃんに質問した。

「なんだか子ども用のネイルシールが売っているらしいけれど、Cちゃんはママに『買って~』って言わないの?」

そしたら

「これでいいの」

と自慢気に開いた手を目線の先に伸ばし、私にもあらためて見せてくれた。そのアイディアと健気さがかわいらしくて、ほっぺを挟んでギュッとしちゃいました。

 

 祖母バカですかね。でも遠からず、Cちゃんもメイクするんだろうなぁ。