ついにNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』が終わってしまった。今回は私の興味のある内容だったので、毎回楽しみに見ていた。録画ですけど。

 

 私は大人になるまで、やなせたかしさんを知らなかった。子どもができ、アニメを見たり、グッズを目にして、初めて『アンパンマン』を知ることになった。最初は「自分の顔を食べさせる」ってところにあまり共感は持てなかった。最初どころか、今でも受け入れがたい。なにしろメルヘンとかフィクションの世界が苦手な私だ。

 

 ところが、今回のドラマで「ヒーローとは悪者をやっつける人のことだけではない。弱っている人を助ける人こそがヒーローだ」という考え方に納得した。言ってみれば「陽のヒーロー」と「陰のヒーロー」のような。そして、今の世の中に本当に必要なのは、「陰のヒーロー」なのではないかと思っている。

 

 今から30年ほど前かな?私は未就園児相手のパートをしていた。一緒に遊ぶだけで先生と言われるのも恥ずかしかったが。

 

 先生同士の勉強会なるものもやったりした。ある先生がその昔『スクールメイツ』に所属してバックダンサーとして活躍していたそうで(知る人ぞ知る『スクールメイツ』です)ダンスがお得意だった。そして、『アンパンマンたいそう』の歌に合わせたオリジナル振り付けを考えてくださって、先生皆で子ども達の前で披露することになった。

 

 私はリズム感もなく、ダンスなんて苦手。だから、練習しましたよ。家で1人で、音楽かけて、万歳したり、ステップ踏んだり、ガッツポーズをしたりしゃがんで小さくなってみたり。夫は会社、子どもたちは学校や幼稚園。だーれもいない家の中でアラフォーおばさんが必死に踊ってる姿、想像してみてください。しかも下手です。笑えます。踊りながら、自分でも笑っていた記憶がある。

 

 ところがその時、急に長女の仲良しだった友だちの顔が浮かんだ。彼女はその少し前にお父さまを亡くしていた。10歳にも満たない女の子が突然パパとお別れしなくてはならなくなった。そして、私は踊りながら涙を流していた。

 

 笑いながら、泣きながら、歌いながら練習した。一番心に刺さったのは冒頭の歌詞だ。

 

「もし、自信をなくして、くじけそうになったら、いいことだけいいことだけ、思い出せ♪」

 

 この歌詞が忘れられない。

 

 やなせたかしさんが生み出した数々のキャラクターはどれも魅力的だ。でも私はやっぱりやなせ氏の紡ぎ出す言葉、文章、に惹かれる。

 

 絵も文章もそれは永遠に遺すことが可能なもの。それがどれだけ世に広まるかはさておき、私も頑張ってブログを続けようと思った。思いの丈を出してみようと思った。

 

子どもと孫と遊んだカルタ、一体何回読んだだろう晴れ
未だに覚えている。今も現役!