私は小学校6年生の時に、宿泊学習として日光へ行ったのを覚えている。が、細かいことはすっかり頭から消えていて、覚えているのは
*東照宮にて鳴竜の音を聞いたこと
*夜、枕なげをしたこと
*華厳の滝で写真を撮ったこと(その頃心霊写真が流行っていて、できあがりを友だちと目をこらして見た)
さて、このたび、妹と1泊で日光~鬼怒川を巡ってきた。旅慣れていない私は、名の付く特急電車に乗ると、それだけでとてもテンションが上がる。『東武スペーシアX』に乗った。寝台とか、地方の各駅停車でのんびり回ることが夢だけど。
そして、東照宮、二荒山神社、日光輪王寺とお決まりのコースを歩いた。小学生たちと出くわす。彼らは207段の階段もすいすい上がっていく。無駄な競争心はいらない。私たちはハーハー言いながら家康の眠る神聖な場所へとたどり着く。
本地堂の鳴竜には心が震える感じがした。拍子木の音の後に続く得も言われぬ鈴のような繊細な音に感動した。12歳の頃は
「あ!聞こえた、聞こえた!」
と友だちと言い合って終わった。その他の建造物にしても小学校6年生で訪れた時は大した記憶もなく、今は年を重ねたなあ、という思いがある。細部まで見る。時間が足りないくらいだ。
12歳で歴史を感じる心は少なくとも私たち姉妹にはなかったようだ。
「ウチってさあ、大河ドラマを観るような家庭でもなく、そういう環境にもなかったからね」
「父がプロレスや野球、母が日曜劇場を観て泣く。私たちはドリフだもんね」
と、歴史の知識のなさを両親のせい、家庭環境のせいにして二人で笑った。
翌日は『東武ワールドスクエア』に行った。本物に触れている方々は、この、人の作った偽物をよく思わないかもしれないが、海外旅行の経験も少ない私は以前から行きたかった場所だった。妹は逆に多くの本物を目にしているので、興味があると言ってくれた。
1日に3回のガイドツアーがあり、1回30分ほどということで、お世話になった。楽しかった。2人だけで回っていたら、フラフラして写真を撮ってくだらない話をして笑っていたことだろう。それだけで終わっていたことだろう。ガイドさんってすごい。
ニューヨークのワールドトレードセンターは、今はもう無い。あのテロで崩壊してしまったツインタワーだ。ワールドスクエアではスタッフで話し合い悩み、結果、残したそうだ。すると、米国のある方がこちらを訪れ、献花をされていったという。皆が心を打たれ、このビルを残して良かったと思ったそうだ。よいお話を聞けた。
総工費3億円ですって![]()
感動的なお話の後なのに
「それじゃあ壊せないなあ」
といじわるbeachanが現れた![]()
最後にとっても得をした。駅で帰りの電車『リバティ』を待っていると、その前にSLを見ることができた。あの汽笛がかっこよかった。
次の機会には妹とどこへ行こうかと、私は早くもネットで検索を始める。



