先日、高校時代の部活同期仲間と集まった。私たちは同期が5人しかいないが、こういう時はその人数がちょうどいい。すぐに日取りが決まる。いつもキャプテンがみんなに予定を聞いて調整し、場所も決めてくれる。東京、埼玉、神奈川と住まいもそこまで離れていない。みんなが比較的出やすい渋谷が定番だ。
一人の女性は大変忙しく、今回も不参加だった。ということで65,6の男女各2人が居酒屋で集合した。10年ほど前から、年に1度お酒を酌み交わしているが、途中コロナで数年間会えなかった。
少人数であること、男性がいること、これは私にとって大変貴重な時間だ。いやいや、「男性」を意識しているというのではない。話題が豊富、ということで面白いのだ。女性だけだと、介護や孫の話に偏りがちだ。第一線を退き、今はやりたいことをやっている、と男子2人は言う。
サンデー毎日のSくん、
「万博、行ってきたよ」
だって。
「どうだった?」
と聞くと、
「とにかく待ち時間が長いから、例えば、日本人が並ぶところと外人(英語)が並ぶ列があるパビリオンだったら、外人の方に並ぶのが正解」
と言われた。3時間待ちのところが30分で入れると言う。
「えっ?英語できない私はダメじゃん!」
と言うと
「最初だけゲートのところで何か言われるけれど適当に笑顔で頷いて入っちゃえば同じだからさぁ」
と。その適当な笑顔が私には無理なんです。
そしてYくん、
「フランス語と数学を勉強している。と言ってもラジオ講座だけどね。落語を披露することもある。コーヒーについても色々試している」
と言う。私は人それぞれやりたいことや興味が違うんだなあと、あらためて強く思った。数学なんて、三角関数が何を学んでいるのか、まったくわからず高校生活を終えた私だもの。あれは何だったかだけでも彼に聞いておくべきだった。アルコールが入ってしまうと、話があちこちに飛ぶ。入ってなくとも飛ぶ年齢!
Mちゃんは、私にとっては名前も覚えられないロックバンドの追っかけをしたり、先日はバレエを観てきたと。高校時代の彼女からは全く想像ができない。
そして行き着くのは健康のために足腰を鍛えておくべきだ、という話。私以外の3人は何かしら、定期的に身体を動かすことをしている。
「beachanもやらなくちゃだめだよ」
と言われる。そこで私はいつも時間がないみたいな返事をしてしまう。私はそもそも継続が苦手だ。身体を動かすことは嫌いじゃないけれど、続けてやることができない。
今もほぼフルの状態で仕事をしていること、土日には掃除と1週間分の食材購入をし、実家訪問があること、義父の夕食の出前は毎日、さらに孫関連の行事などであっという間に時は経つ。そしてSくんに
「そうやって、できない人はできない理由を探すのが得意なんだよなあ」
と言われた。
その一言が胸に刺さった。私はやりたくないから、できない理由を並べ立てているんだ。何か始めようかな‥‥‥。
