友人に

「小中学校の運動会、あれの意味は何?」

と言う方がいる。単刀直入に言えば「運動会嫌いです」ということだ。

 

 私だってそれほど好きでもないが、嫌いと言うほどでもなく、授業もないし、楽しかったって感想かな?ただ、かけっこの速い子を羨ましく思い、1度でいいからリレーの選手に選ばれたかったなあ、とは思っていた。

 

 ということで大した記憶はないのだが、少しだけ頭の片隅に残っていることがある。当時、私の小学校の運動会は赤白に分かれて、勝敗を競っていた。

 

こんな風に校舎の正面に点数版が貼られていたグッド!

 

 そうそう、最近はそれもなくなった。孫の運動会を見せてもらったけれど、かけっこも順位が付かないし、リレーもないし、「玉入れ」「棒引き」「大玉転がし」「綱引き」などの団体種目でさえ、勝敗をつけない。

「1回戦、白の勝ち~!」

「2回戦、赤の勝ち~!」

となったら誰もが3回戦を期待する。が

「では退場します」

って、そんなことあります?

 

 と、話を昔に戻します。私はなぜか、1年生から5年生まで白組だった。そしてこれまたなぜか、5年間白組が勝ち続けた。それは、私が4年生ぐらいからみんなの間で話題になり始めた。

「白が連勝記録をどこまで伸ばせるか?」

「今年はどっちが勝つかなあ?」

 

 そして、6年生の時、隣のクラスの男の先生がノリが良くて、故意に赤白のメンバーを組んだ(らしい)。生徒たちのおもしろい提案に先生ものったというわけ。

「先生!僕たちが入学してからずっと優勝は白なんだよ。今年は赤を勝たせたい」

「えっ?そうなの?先生はそんなこと気付いていなかったよ」

 

 そうして、話はまとまった。

「赤組を優勝させたい」

が、いくら何でも生徒全員を運動の得意な子と不得意な子に、と分けることはできない。ということで、クラスで男女2人ずつが選ばれるリレーの選手を均等に分けず、速い子を赤に寄せた。それでも選手は4人全員が納得していた。もともと選抜された誇り高き子どもたちだ。

 

 その頃、体育では年度初めに、男女それぞれが背の低い順から並び、前から交互に赤白に分かれてチームを作り、赤白のはちまきを巻いた。それを運動会当日だけ逆にした。験担ぎ?の反対??

 

 その年の結果、そのクラスの努力の甲斐なく、優勝は白組だった。今でも思い出しては考える。

「全クラス(私の小学校は、4クラス×6学年で、24クラスあった)が最初に体育で分けた赤白を当日だけ入れ替えていたら、赤組が優勝したかなぁ」