年末の忙しい時期、毎年のことだが夫の言動にイラっとする。私ばっかりやることが多くて、夫がのんびりしている。大晦日、しかも真っ昼間からコタツに入ってテレビを見るって、あります?まあ、「下手に動かれても」ってこともあるから

「ゆっくりでも、なにか1つでも、やってくれたら良しとしよう」

と何十年も共にいると、私も寛大になる。

 

 けど、こんなのはいかがでしょうか?

 

 実家の母は昔から伝わる格言とか言い伝えとかが好きで、よく聞かされた。

 

 「玄関のお飾りとか門松は31日の大みそかには飾ってはいけない」

『一夜飾り』って言って、縁起が悪いとされている。2人の神様がいて何ちゃらかんちゃらと理由があるらしいが現実的な私は、

「新しい年を迎えるのに余裕をもって準備しなさい」ってこと。

「前日にやるなんてもってのほか」

ってな意味だと理解している。でも私はそれほどこだわらないけどね。結婚したての頃、私がそれを伝えたら、夫は

「知らなかったよ~」

と言っていた。

 

 いつだったか、30日の夜になっても私はそれらを購入していなかった。すると夫は

「一夜飾りになっちゃうじゃないか!」

と怒り始めた。それなら自分で買ってきて飾ってくださいよ。

 

 私だってそんなつもりで母の言葉を伝えたわけじゃなかった。

「実家の母は、こういう言葉、よく知っているんだよね」

の一つとして披露しただけ。いつだって、やったことが大事。やれたことに意味がある。どうしても31日になってしまうことだってあるかもしれない。それだって夫がやってくれたら感謝する。

 

 だからそんなこと言われたら

「そもそもあなたは知らなかったじゃないの!」

と言いたい。あぁ、ムカッとした。

 

 昨年は「年越しそば」、手抜きをして31日の夕飯に食事の1品として加えちゃった。実家なんて商売をしていたからとっても忙しくて、お蕎麦屋さんで大みそかの夕食にそばの出前を頼んでいた。それを「年越しそば」として食した。

 

 夫の実家は夕食を食べた後に、紅白歌合戦を見ながら年越しそばをみんなで食べていたらしい。それって、女の人は大変なわけよ。おせちの用意もあるかもしれないし、最後にもう一度ササッとトイレを綺麗にしておこうなんてこともあるわけ。

 

 夕食にそばが出ていたことに関して夫に

「えっ?年越しそばってもっと遅い時間帯に食べるもんじゃないの?」

って言われた。

「その時間、忙しいんだよ!!!」

とイラつきながら

「あ、ごめん、ごめん。忙しいから手抜きしたのよ。何時に食べたいの?」

って言ってやった、あ、申し上げました。夫は私のイラつきを感じ、忙しさもわかっていたようだ。しか~し

「10:30頃」

とノウノウと言いやがった、あ、おっしゃった。年越しそばって家庭ごとに食べる時間帯が違うようだ。それぞれでいいじゃないか!

 

 私ってこういう時、「くっそー」って思いながらやっちゃうんです。何だろうねえ、この性格。ってことで、明日は絶対22:30にそばをお出しいたしますぞ。

 

 そして、いつもなら冷静に対応できるんだけど、やっぱり年末は忙しいから、こういうことになるんだな。今年最後のブログがこれって、ちょっと心苦しいが、ここで吐き出して、来年元気でよい1年にしようっと。

 

 皆様、良いお年をお迎えください。