孫Aちゃんは年長さんだが、ひらがなが書けるようになった。そりゃぁ、鏡文字もあるし、くっつき文字「は」「へ」「を」の間違いはある。でも何が書いてあるかは、読める。筆圧があるので、しっかりとした文字だ。

 

 10月の半ばに、私に手紙を出してくれたらしい。今までもハガキなど届いている。もちろん喜んでお返事する。住所はママが書いて、差出人の自分の名前や宛名の私の名前は、Aちゃん自身が書いていた。ある時は「○○○○○さま」でなくて「おばあちゃんえ」で届いたから笑っちゃった。郵便局員さん、ありがとうございます。

 

 今回はどうしても住所も自分で書きたいということで、ママがお手本として平仮名表記の住所を書いて、それをまねたらしい。それが間違いのモトだった。ママもしっかりと確認しなかったようだ。

 

 10日経っても2週間経っても届かない。

 

 中には便せん1枚のお手紙のほかに、自分で作ったプラバンのオリジナルキーホルダーを入れてくれた。それは、ばあちゃんとしては手元に届いてほしい。ママが、郵便局に尋ねた。すると、私の住む地域の郵便局から次のような手紙が届き、私はすぐにまだ配達されていないことを返信用の手紙で知らせた。

 

特徴の1つとしてこんなことも活字になって
載せられているのがおかしくて
マーカーでラインを付けてママに知らせましたラブラブ
ちなみに「大好き」はひらがなだと
ママから指摘がありました照れ
 
 すると数日後にAちゃんママのところに以下のお知らせが届きました。
 

捜査打ち切りってことですえーん

 

 6歳児の文字なので、確認を怠ったママにも非はあります。差出人に名前しか書かなかったのも落ち度です。それは認めますが、110円を支払ってこれも何だか腑に落ちない。

「地区町村ははっきりと読める字で書いてあった」

とAちゃんママは言う。

「数字は例えば2桁が逆になっていたり、郵便番号が鏡文字になっていたりしたかもしれない。そこまでしっかりと見なかった」

 

 私、なんならその郵便局に出向いて探したい。そもそも「このような調査結果となり……」ではなくて「郵便物を紛失してしまい……」で「深くお詫び申し上げます」ではないかと、理屈っぽい私は思うわけです。

 

 何だかなぁ‥‥‥。