ベランダで洗濯物を干している時、物々しい雰囲気が伝わってきた。パトカーが1台、それ以外にセダンタイプの車が2台道路に停車したかと思ったら、中からおまわりさんらが出てきた。みんな走っている。制服警官はもちろんだが、スーツを着た、どう考えてもこの状況は刑事と思われる人々5人ほど。中にはクリップボードを抱えている方も。
その後、我が家のベランダからは見えない道へと走って入ってしまった。ちょっと気になる。近くで、何か事件が起こったのか?自転車をとばしてやってくるおまわりさんではなくて、どこからみても刑事さん登場だもの。私の頭の中には既にその昔流行った『太陽にほえろ』のテーマ曲が流れ始めていた。
興味はあったが、わざわざ出て行って、その場を見たり、警察の人に何か聞くのもはばかられた。それからしばらくして‥‥‥。
ご近所で『梨元さん』と密かに呼ばれている情報通の方がいらっしゃる。はい!ここで梨元さんをご存知の方はそれなりのお年の方ですが。そう、テレビで芸能人の情報レポーターのお仕事などをなさっていた方です。
その方が教えてくれた。なんでもアパートにお住まいの小さなお子さんを抱えたママさんが、下の子を車に残して、ロックがかかってしまったみたい。ママはスペアーキーを取りに家に入った。本当なら、なにごともなくそこで済むのです。そこで解決するのです。
ところが、そのお宅、お子さんの泣き声がしょっちゅう聞こえて、それまでにも気になった周りの方が警察に知らせていたみたいなんです。しかも別の方からも複数回。
そしてその日も、車の中で子どもが泣いている、周りに大人もいないということでどなたかが通報してしまった。そうなったら、虐待ではないかと警察が乗り込んだんです。と、ここまでが、近所の梨元さんのお話。
そういえば、そこのアパートを通ると、よく泣き声が聞こえていた。それもエ~ンエ~ンとかわいいものでなく、ギャーギャーと辛そうに何かを訴えるように。以前、私がお風呂に入っている時にも聞こえてきた。10分くらいだろうか?10分泣き続けるって、相当長い。
その事件?もあくまでも近隣梨元さん情報であって、実際の話はわからない。私がお風呂で聞いた泣き声もそのお宅と無関係かもしれない。
でも私は今のママ達に思いを寄せてみる。今、聞くところによると、神経がこまやかだったり、寂しかったり、コミュニケーションが不得意だったり、切り替えが難しいお子さんが増えていて、子育てが大変だと。子どもたちは泣いて訴えるしかない。決して虐待なんてしていない。何とかしようと必死でもがく赤ちゃんや子どもやママたちがいる。
経済的な問題から働くママが増えているが、私は少子化対策としてもある年齢まではゆとりのある子育てができるような環境を作ることが大切だと思う。圧倒的に時間の足りない毎日を過ごしている、子育て中のパパママの姿が見える。
パパでもママでもどちらでも良い。子どもに寄り添う時間を増やしてほしい。経済と同時にそういう方向で国に助けてほしい。