最近のトイレ、水の節約仕様になって洋式の形状がどんどん変化してきている。

 

 年齢的なこともあり、大きな方を出した後はその形状を確認したくなった。ところが、トイレの形によるのか、既に奥の方へ押し込まれ?よく見えない。

 

 私は、小さい頃はいわゆる「ポットン便所」も経験した。あれは、衛生的にも難アリで、オバケが出てきそうで怖かった。臭いもするし、落ちたらどうしようと本気で思った。

 

 バキュームカーといってその汚物を定期的に吸い取りに来る業者さんの車があった。大きくなったらなりたい職業として男の子に人気だったな。

 

 その後、水洗の和式トイレになった。私が思うに、これがベストな気がする。自分の健康状態が確認でき、なんたって足腰が鍛えられそう。だって、今はあのスタイル(何年も前のことになるが、コンビニ前でたむろするヤンチャなお兄様の座り方)ができない小学生が多いと聞く。あの体勢をとろうとすると、コロンと後ろにひっくり返っちゃうらしい。日常の中で、あの座り方を必然的に毎日何回もやることになるのだから、自然と鍛えられるよ。

 

 ただ、和式にウォシュレットは無理かぁ。

 

 そして、娘が小学生の時にお友だちのお誕生日会に招待された時のこと。興奮状態で戻った娘の最初の言葉が次の一言。

「ねえねえ、おかあさん、みぃちゃんち、やっぱりお金持ちだったわ!」

私は、おやつやケーキがおいしかったとか、お家がオシャレでお部屋がきれいだったとか、そんな理由を考えていた。ところが娘の視点に恐れ入りました。

「あのね、トイレットペーパーがキティちゃん柄だったの。これは絶対お金持ちの家じゃなきゃ買わないよね」

 

 私は笑った。

「そこかい!」

でもわかる。我が家はそんな柄物なんて買えなかった。高いから。その機能を果たせれば十分です。白でいいです。


 夫婦2人になり、余裕とまではいかないけれど、あの長女の言葉を思い出して先日初めて柄付きのトイレットペーパーを買ってみた。ウン、なんだかほのかにいい香りもしたりしてリッチな気分になった。

 

 用を済ませ、そのペーパーであそこを拭きました。

「えっ?下血?出血?」

一瞬あせりましたが、ピンクの花柄がそこにあっただけ。使い慣れていないからね。

 

 この年齢になると、健康状態を確認するのにトイレは重要です。