私はその日、東側から自転車で自宅に戻っていました(ピンク)。反対側から70代くらいの男性が自転車でやってきた(ミドリ)。その道路は図の通り東側(絵の右側)が突き当りになっているので車はあまり走らない。そして、お店などの無い完全な住宅街だ。
私は、道路を曲がった時点でその男性に気づいていた。私よりちょっと道路の真ん中あたりを走っていた。赤丸が我が家の入り口なので、私は右側に少しずつ寄りつつ走行していた。
もちろん、自転車は左側を走らなければならないとはわかっています。よぉくわかっています。でも右側にある我が家、右側は道1本もない壁伝い。それに反して左には道が何本かある。そこから、人や自転車が急に飛び出てきても怖い。もちろん信号や横断歩道など一切ありません。車はほとんど通りません。どう考えても右側を走りたくなりません?
するとその男性、どんどんとスピードを上げつつ、私の方に寄ってきた。
「アッ!」
と思ったときにはハンドルを左に切るのも難しい常態で、ついにはバツ印付近で私は両足をついて自転車を停めた。正面衝突も辞さない覚悟の男性。
「左側を走れ!」
といきなり怒鳴られた。
自宅の門までほんの数メーターの距離だ。お相手はそんなこと知らないから仕方ないが、自転車を寄せることないでしょ!怒鳴らなくてもいいでしょ!
「すみません」
と頭を下げた。
そして、この話を友人に披露したのです。私も誰かに聞いてほしかったらしい。
そしたらAさん
「私は、ガードレールの内側を自転車で走っていたら、『歩行者の道を通るんじゃない』っておじいさんに怒られた。その人は反対側を歩いていたから、私は誰にも迷惑をかけてないのよ。歩行者がいないか確認したし、途中で、もし歩いてきた人がいたら、降りるつもりだったし、ガードレールの切れた所があれば、気をつけ ながら車道に出ようと思っていた」
続いてBさん
「自転車が車道を走っていると、ドライバーさんも怖いわよ。自分が運転するからわかるけど、あれ(自転車が車道を走っている)ドキッとすることある」
Cさん
「私は、比較的広い歩道ならいつでも止まれるくらいのスピードで走っちゃう。注意しながら。ところがね、他にも大勢いたのに、私だけ怒られたのよ」
するとAさん
「この前急に止まったら『おばさんは急に止まる』って怒られた」
はい、結論は
「おばさんは なにをやっても おこられる」
それにしても怒るのはなぜか高齢男性が多い。そこまで怒鳴らなくてもいいんじゃありません?ジジイ様方‥‥‥。