私は、以前からお金を拾うことが多い。足元ばっかり見て歩いてるかしら?


 財布に入っていた3万円、裸銭7千円、幼稚園生の頃は5百円札。5百円って、昭和30年代当時はそれなりの価値があったと思う。もちろん、交番に届けました。

 

 先日は道端に1円玉が落ちていた。商店街を歩いていて見つけた。

「あ、1円落ちてる‥‥‥」

そこから5歩くらい歩いただろうか?母が昔から言っていた言葉を思い出した。

 

「1円を笑う者は1円に泣く」

 

 その時、1円を笑っちゃあいませんし、馬鹿にしちゃあいませんが、このままにしてはいけない気がして、戻って拾った。お金だもの。けれど、交番に届ける程でもない。近くでお財布を取り出している様子の方、いない。皆さん何事もなく通り過ぎていく。

 

 そこで私は、一番近くのお店に

「お店の前に落ちてました」

と言いつつ置いてきた。それが正しかったかどうかは分からないが。

 

 その昔、次男が小学校入学直後、帰り道で10円を拾ったことがあった。彼は少し遠回りして校区内にある交番に届けた。帰宅した次男は何も言わず、友達と遊びに出かけた。

 

 その間、おまわりさんから電話があり、私はそのことを初めて知った。

「お子さんが10円を拾ったと届けてくれました。1年生だというので、字が書けるか聞いたところ、書けると言われ、書類にサインしてくれました。立派に書いていました。ありがとうを伝えてください。そして、たくさんほめてあげてください」

 

 ほめましたよ、たっくさん。そして、それをわざわざ電話までして報告してくれたおまわりさんの話をママ友にしたんです。そしたら、その後しばらく、お金を拾ってその交番に届ける1年生が増えたらしい。ママたちが子どもたちに話したのだろうか?


 まさか、家にあった小銭を持って行った、なんて子はいないかな?なんて、余計なことまで考えた。

 

 1年生、かわいいね。ほめられたいんだね。そんなことも思い出し、今回1円玉をそのままにしなくて良かった、と思った。