孫の通う幼稚園で「おじいちゃんおばあちゃんと遊ぼう」と称して、祖父母が招待される日がある。案内状が届いた。9月の敬老の日にちなんで、ということだろう。

 

 ホールで、ちょっとした体を動かす体操を一緒にやった後、各クラスに分かれて、教室に入った。そこには小さな椅子が円を描くように並んでいた。座ってみて、子ども達の小ささを再確認した。

 

 先生の言葉がけにより、自己紹介が始まった。誰のおじいちゃん、おばあちゃんで、おうちはどこか、程度のもの。我が家同様、夫婦お揃いの方が多かった。中には栃木、静岡、何と大阪からお越しのおじいちゃんおばあちゃんもいらした。朝早く新幹線に乗ってきたとのこと。たった1時間程度の行事のためにって、それほど孫に会いたいのか?もちろん会いたい気持ちはあるだろうが、そこじゃないんだよね。

 

 その日、おじいちゃんおばあちゃん、どちらも来られなかった子どもがクラスに5人ほどいただろうか?最初に先生が

「本日、どちらもお見えでないお子さんが数人いますので、ご配慮願います」

とおっしゃった。自己紹介の後、子ども達とのふれあいの時間があったが、早い話が自分の孫とだけ遊ばないで、ってことだ。

 

 これを考えたら、大阪からやってきたおばあちゃんの気持ちがわかるよ。孫と会いたいんじゃない。もし、誰も来なかったら孫は何を思うだろう、寂しい思いをするのではないか、そこなんです。関西からお見えだとお聞きした時、「わぁ、すごい」とびっくりしたが、孫の気持ちを考えたら、沖縄だって北海道だって、なんなら前日入りして参加するわ、と思った私でした。