私が小学校高学年の時にも水泳記録会なるものがあった。近隣3校が集まって競う。2学期に入って早々の行事だった。ただ、その頃は水泳の得意な速い子だけ、つまり選手だけが参加する大会だった。私は、陸上、水泳、体操など用具を使わず身1つで勝負するものは苦手。だから当然残り組で、授業を受けた。

 

 我が子らが小学生の頃、それは大きく様変わりしていた。全員出場だ。(今現在では、そういった行事があるかは分からないが)泳げない子はどうするかと言えば、プールの縦、25メートルを歩く。顔を水につけられる子は、そうしながら手をクロールのようにかきながら歩く。少しでも泳げる子は、途中で何回か立ちながらも25メートル進む。私だったら、絶対休みたい。昭和40年代の小学生でよかった~って心から思う。

 

 校内だけでなく、他校の生徒の前でプールで歩く姿を見られるって、いじめにあっているみたいだよ。それって何の意味があるの?みんなに平等に機会を与えるってことなの?そんな機会、私は要りません。逆に、選手の人達が授業を受けられないのが不平等、と言うなら、私は、参加して応援がいいです。

 

 運動会の徒競走も 前もってタイムを計り、同じくらいの速さの子を同じレースで走らせるようになったのはいつから?そうすることによって、どの子にも1位になれる可能性を平等に与えるってこと?私は、速い子が1等をとっていいと思う。速い子がゴールテープを切ればいい。中には練習でわざと手を抜いて、本番は実力より遅いグループで走り、1等をとる子もいるらしい。なんか変なの!

 

 他にも、みんなで手をつないで一斉にゴールする学校があるって聞いたけど、本当?幼稚園や保育園での「全員リレー」には、担任の先生が途中に入り、加減をしてクラスの差を縮めるらしい。

 

 名簿も今では男女混合にアイウエオ順のところもあるって。私は男子が最初で女子がその後でも一向にかまわない。だから男子が偉いなんて思わないし。だったら、女子の後に男子でもいいし。って、ここで気づきました。心と体の性が一致しない方も増えているってことに。そうね、名簿は一緒でいい。

 

 でもなんでもかんでも平等にしなければいけないのは、私は賛成できないな。「個性が大事」と言われている一方で、「みんな平等に」って、相反することしてるよ……。やっぱり変だわ。