東京大学の入学式や卒業式には家族用の入場券があって、学生1名につき2名まで出席できると聞いたことがある。(コロナ禍もあり、定かではありません)我が子が東京大学の学生なんていったら、「私が親です」とばかりに行きたくなるわ。あ、父も祖父もOBです、なんてご家庭も多いかも。そんな方々は私みたいにミーハー不謹慎な理由じゃないわね。
最近、親が子供の大学の入学式や卒業式に付き添うことへの批判が出ている。「付き添い」だからダメなんです。実は私はこれが大好きなんです。「付き添いじゃなく、出席」と、自分で言い聞かせています。だから家から別行動。子どもらがどこでどうしているかはどうでもよい。もしかしたら出席していなかったかも。
何百、何千人の若者のパワーはすごい。特にこれから大学生になる、これから社会人になる、いわばスタートラインに立つ彼ら。式で彼らのパフォーマンスがあるわけではないが、一緒にいるだけでエネルギーをもらえる感じだ。
そして、私が一番楽しみなのが、学長や来賓のお言葉。自分の学生時代を振り返ってみると、ボーッとしてたか、寝てたか、全く覚えていない。ああ、何ともったいないことをしたのか、自分自身情けなくなる。
☆人生無駄なことは何一つない
☆総合力を身につける
☆変化の担い手となれ
等々すべて子どもたちの式でお聞きした言葉。今となるとどれも胸に刺さる。わが子に関係なく、可能ならば色んな大学のそれに出席させていただきたいくらい。
子育てって、だから楽しい。自分とはまた違った経験がもう一度できるんだもの。