『仕立て屋の恋』 | ブラジリィー・アン・山田の活動日記『もう少しだけマシな理由』

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脚本家、演出家であるブラジリィー・アン・山田の活動日記です。主に、カレーや映画や変なグルメや宣伝のことを書いております。

イボンヌの福島くんが『髪結いの亭主』が5番目に好きな映画とか書いていたので、

 

ふとルコントのことを思い出した。

 

 

私も『髪結いの亭主』が好きだが、

なんとなく雰囲気が好きなだけで、

なにが好きだったのかよく思い出せない。

ヒロインが美人だったというそういう印象かもしれない。

 

で、ルコントならば、こちらの映画の方が好きだなあと思い出し、

ツタヤへ。

 

もしかしたら、「シ」の列の洋画/ドラマに見つからず、田舎のツタヤにはないんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、名作洋画コーナーにありました。

 

 

 

 

『仕立て屋の恋』です。

 

まなざしの映画でした。

セーターを脱ぐときに女が見つめる目。

裏切った女の目。それを見つめる無力な男の目。

 

ふたたび見直してみたら、プロットが最高。

たった70分ちょっとですが、これは傑作。

 

 

<ネタバレ>

 

 

 

 

 

 

 

しがない中年男(しかも犯罪行為スレスレ)がそんなええ思いできるわけなかろうと、思って見ていたら、最後の展開で、やっぱね!ザマーミロと思ったり(笑)したのもつかの間、最後の手紙で、男の純愛にうるっときました。

 

 

 

これは名作だわ。