“立つか、座るか”
男性がトイレで小用を足す方法は、大きく分けてこの二つがあります。最近まで“立つ”スタイルが主流でしたが、自宅の便器が進化するにつれ変化が生じているとのことです。2021年の調査では、半数以上の人が選択しているのは“座り”スタイルなのだそう。
ライオンが20~60代の既婚女性に同居する男性家族のトイレスタイルについて尋ねた結果をまとめると、2010年の時点では約30%だった座り派が、2013年には40%近くまで増加しています。2017年には40%後半まで伸び、2020年にはついに56%と過半数を占めました。
さらに同社が2021年6月18日~21日にかけてインタネットで20代~60代の男性1500人を対象に実施した「ライオン・男性の小用スタイルに関する実態調査 2021」によると、自宅のトイレでは座って小用を足す「座りション」男性が60.9%と、多数派になっていることが分かりました。
また、座るスタイルを選択した60.9%の男性のうち、11.9%は物心ついた子どものころから
そのスタイルをとっていたと回答したそうです。残りの49.0%は座るスタイルに切り替えた男性です。とくに20代、30代には幼いころから座りスタイルが多く、座って小用を足す理由では「習慣だから」が56.0%で2位になりまた。1位は「尿ハネで周囲や服を汚さないように」(69.6%)です。
20~69歳の女性を対象にした調査でも、同居男性に対して「必ず座ってほしい」が43.8%、「できれば座ってほしい」が33.8%という結果になりました。促す方法としては「ルール化」(36.1%)や「立ってするとトイレが汚れることを懇切丁寧に説明した」(27.2%)が多いそうです。ただ、促しても守らない男性に対しては「汚すなら自分で掃除して欲しい」という怒りの声が上がっています。
我が家は母と妻と娘が二人。完全な女系家族で、つい先日「トイレは座ってやって欲しい」と言われました。「そんなのできるか」とも思いましたが、実際に掃除をするのはいつも妻なので、しばらく座って用を足すことにしてみました。そうすると一週間もしないうちに家族みんなから「トイレが臭くなくなった」と言われてしまいました。やっぱり自分が臭いの元凶だったのです。
それ以来ずっと家では座ってトイレを使用しています。でも正直なんだか面倒なのも本音です。