グッチ(GUCCI) | 東京ブレイズ二代目社長のつぶやきブログ

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世間ではあまり知られていない「ろう付」を生業に、日本の科学技術の下支えに本気で取り組んでいる、中小企業の2代目社長が日頃思った中小企業経営やろう付技術と業界、その他さまざまなことについてつぶやきます。

モノは安ければいいのか?

なぜ人は高級ブランドに惹かれるのか。

 

グッチは青年期に都会で一旗揚げようと

階級社会で最下級労働者ではあったが

最高級ホテルの皿洗いの職を得ます。

地道に信用を得て、皿洗いからウェイターになり、

王族や貴族の振る舞い、持ち物、

物に対する価値観などを見て

原価は何も意味を持たないと学びます。

むしろ商品が高ければ高いほど

それを所有することの価値が高くなると

見出しました。

この経験はのちに彼のブランドでの

ビジネスに大いに活かされることとなります。

 

その後彼は第一次世界大戦に徴収され

大戦後自分の名前を付けたお店を開きます。

最初はバッグを修理することをしていましたが

それにより、バッグのどこが壊れやすいか

どう作ればよいかなどを研究し

丈夫な鞄の作り方を学んでいきます。

 

この吸収した技術力とホテルでの高級品への

価値観、ブランドの本質を掛け合わせ

最下級労働者から世界有数の

エレガントなブランドを確立しました。

 

ブランドの元祖とされ、世界で初めて

品質保証のために自分の名前を商品にいれ、

ブランドそのものに自分の名前を

入れたのも彼がグッチオ・グッチでした。

 

彼は言いました。

“価格は忘れるが、品質は生涯残る”

 

今のビジネスを振り返ってみたいと思います。