前々回、標準規格について簡単に説明しました。
今回は実際の標準規格作りについてお話します。
私は日本溶接協会のろう部会に所属しており、
ろう付業界に関わる色々な仕事をしています。
と言っても、お金をもらっている訳ではありません。
自分の業界に関わる、つまり自分たちのための
仕事ですので、事務局以外のメンバーは
すべて手弁当でこれらの仕事をしています。
その中で、規格調査・分析委員会と言う
委員会があり、こちらで我々の業界に関わる
JIS規格の見直しや策定を行っています。
また、最近はJIS規格を国際標準規格の
ISO規格に準じて作るように経済産業省から
通達がありますので、ISOの策定にも関わって
います。
ISOの会議は世界各国の代表者が集まり
その業界の規格に関して議論し、策定を
行っています。ろう付の分野に関して、
私も参加しています。最近はコロナの影響で
会議がWEBになりましたので、参加がとても
楽になりました。以前は、ドイツまで行かなければ
なりませんでした。
ただ時差はどうしようもないので、
会議はどうしても夜中になります。
なぜこのISOにわざわざ参加するのか。それは
大げさに言うと日本のためです。ISOで策定された
規格はいずれJIS化されます。その時、ISOの内容が
JISにそぐわなかったり、不利なことになると
日本の産業や業界が大変なことになります。
なので、ISOが策定されるときに日本の意見を
取り入れることが大切なのです。
最初は面倒くさい仕事を引き受けてしまったなと
思っていましたが、この活動が日本のためになると
思うとやりがいを感じ始めました。
これからも仲間と一緒に頑張ります!
