イカ釣りのキモは止めること。
動かしてイカを誘ってスッテを止めてアタリを取る。
この「止める」ってニュアンスはビタっとフリーズする様な止めもあれば、エギのようにスーッと自然体で流されていくような止めもありますね。
「止める」「止める」と云えば動かさない、アクションを加えない、波の上下が有ってもサスペンドするように止めるなど様々なニュアンスがあると思いますが、大切なことはスッテやエギに余計な外力が加わらないニュートラルな状態を指すのだと思います(^^)
イカ側から見れば、変な外力の影響を受けるスッテやエギはいつ自分(イカ)の射程範囲から逃げるかもしれない獲物なのであって、或いは反撃しようと自分に歯向かってくる獲物かもしれないという警戒心もあるのでしょう? そうした疑心暗鬼のイカは触腕でチョンチョンとショートタッチしたりパッと直ぐに離したりします。結果的にアタリが竿先に表れない、表れても掛けることができないということになる訳です。
動かすのも大切ですが、「止める」=余計な外力を加えないということはもっと大切なことなんですね(^^)
釣れないときは余計にリグを動かしてしまいがちになりますが本当は逆に動かさないのが正解になるのですね。