スパイキーロングのサクラマス攻略 | Anglershighごめのブログ

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WEBマガジンHeatでも公開したようにロングジグでのサクラマス攻略は爆発力があるメソッドです。

ディープレンジに定位するサクラマスの群れに捕食スイッチを入れることもできる強烈なアクション、プレデターの食性を強く刺激して追わせて喰わせる事ができます。

こちらのブログでは私が最も信頼を置いて使用する2wayspikyロングを使ったサクラマス攻略をご紹介します。


使用タックル

エバーグリーン社

スロージャーカーPSLJ603-3

同       PSLJ603-2


タカミテクノス社

16MOZ 623LM

16MOZ622HM


SOM社

BHL50HI

シマノ社

オシアジガー1001HG


使用ライン

バークレー社

スーパーファイヤーラインカラード1号〜1.5号


タックルはお好みですが、しっかりとジャークできる強目のロッドが良いと思います。


アシストフックはダブルを前後に取り付けます。

アシストラインは短くて全長50mm程度。長いアシストフックやアシストラインに張りがないタイプはリーダー絡み、針エビなどトラブルが多くなりますので注意してください。

2wayspikyロングのウェイトバリエーションは100/130/145/165/195/255gの6タイプ。

サクラマスジギングで私が多用するサイズは130/145/165/195gです。水深にもよりますがスタートは145gをチョイスします。実際に使用してジャーク後のフォールへの移行タイミングが遅いと感じたらウェイトUPするなどしています。

どんなジグを使う時もそうですが、カラーチョイスは状況に合わせたウェイトチョイスが決まってから変更します。




スパイキーロングをサクラマスジギングで使用する際のキモはジグの動かし方です。

スパイキーロングのサクラマスに訴求するアクションは「スピード」「ロンググライド」「繋ぎの速さ」です。

「スピード」はフォールスピードの速さ、それに伴うフラッシングと水押しでサクラマスの捕食スイッチを刺激します。

「ロンググライド」はジャーク時の滑空距離の長さです。

抜けの良い形状と回頭性の高さでスピードに乗って大きく軌道を逸らしながらグライドします。

「繋ぎの速さ」はジャーク-グライド-フォールとアクション間の間が速いことです。特にジャーク後のフォールは躊躇なくハイスピードフォールに移行してサクラマスの視界から素早く、そのシルエットだけ残像として残しながらフォールします。



鋭い跳びと急激な方向転換、一瞬だけフリーズした後、急速に加速してフォール。スパイキーロングのアクションイメージはこんな感じです。

こうしたアクションがでるようにジグを操作します。

基本的にはワンピッチのスロージャークです。

ロッドの振り上げで1m上げ、同時にリールの巻き1回転で1m上げ。2m上げて1m下げのフォールの繰り返しです。

上げはリールのキックを使って初速を速く、ロンググライドが最大限になるように操作します。

ロッドティップがパワー解放したら、ジグがフリーに自走しフリーズ後、フォールに移行します。この時間帯はロッドを停めて待ちます。徐々にフォールするジグの動きに合わせてロッドティップを下げ、下げ切ったところでジグのウェイトをティップで受け止めてジグをブラさないでジャークに移行します。

スムーズに加速する入力でグライドは最大限に伸びて自走します。



ジャーク時のイメージはスパイVよりもグライドする時間は長く、フォールに移行するタイミングは速いイメージです。

青物のスパイキーロングを使ったワンピッチジャークよりも回頭する幅は広くジャークテンポはより遅いイメージの釣りです。


ジグの動き方イメージです。

左側がサクラマス狙いのイメージ、右側は青物のワンピッチジャークのイメージです。

左側は垂直方向のジグの動きが水平方向に大きくグライドしています。グライド後はフォールしますのでこうしてみるとジグのアクションは横方向にも良く動いているのだと推察します。

ロンググライドさせる分、ジャークテンポはセミロングジグでの釣りよりもゆったりとします。ゆったりとしてますがジグは常に動いています&セミロングよりも速い動きなのでサクラマスに見切られる事はありません。

強い入力としっかりジグをフォールさせる事で次の強いジャークにつながります。2m上げで速くレンジを探れますが、テンポはよりゆったりとしているのでサクラマスがジグを追いきれないこともありません。

潮がない、フォールを待ちきれずにロッド操作してリヤフックをリーダーが拾って針エビになるなどのトラブルが出る時はジャーク時の入力を加減する、リーダーを一段太くする、ジグが下がり切るまで待つなどの対策で回避してください。


2wayspikyロングを使いこなす事でセミロングジグとは違うアクションパターンでの釣果を得ることが可能になります。このことで釣りの幅を広げることがサクラマスジギングを理解する一助になれば幸いです。バイトを得ることさえ難しいこともあるサクラマスジギングでジグの扱い方に自信が持てない状況では、中途半端な腕の振りで活きた動きをジグに入力できないとバイト無し魚無しの悪循環に陥りがちです。ましてや隣のアングラーに釣れて自分に当たらない場面では迷いも出やすく自滅することもあります。私はそんな時、一切の情報を遮断してジグの引きの抵抗、ラインスラックからフォールへの移行のスピードを注意深く観察します。要はジグが今、どんな状態なのか?常に把握することに集中します。


今年は小型のサクラマスが多いようですが、数は良く釣れているようです。こんな年は使えるジグを増やすチャンスですので是非、2wayspikyロングを使った釣りの引き出しを増やしてみてくださいね。