山形の大瀬辺りの真鯛ジギングは深いレンジなので、ジグを沈めてからのただ巻きが殆どです。
真鯛釣りとしては、ベーシックな釣りと言えます。
ここからシーズンが進んでからの浅場に入った辺りからが真鯛ジギングは面白いのですが、山形周辺は他の釣りものがスタートする事もあって、鼠ヶ関や新潟の寝屋辺りのスモールボートで狙ってる事がほとんどかな?
真鯛は潮加減がとても大事な魚です。
居ても喰わないことはザラに有ります。
特に水温が安定しない春先の真鯛は中層にサスペンドする事が多くて、この真鯛の攻略がその日の成否を決めることになる事もしばしばです。
例えば、60メーターの水深の20メーターに浮いてフラフラしている真鯛を釣るのはとてもテクニカルな釣りとなります。
舟下ではそのプレッシャーからか?まず食ってきません。
魚探にはシッカリと映り込むのに、ジグを沈めて巻いてきても、反応なしでジグを避けたりします。
しかも、このレンジに浮いている真鯛は大型が多いです。
青森県の平舘海峡では、特に春真鯛の大型が乗っ込んで来ると、この浅いレンジに浮いて居て、居ても喰わない事が多いです。
このサスペンドする真鯛の攻略法はジグのキャスティングが効果有ります。
私が真鯛ジギングを始めた頃、平舘でこの釣りをやっているアングラーは他に殆どいませんでした。
その概要は、ジグをキャストして沈めて、真鯛のレンジに合わせて横に引いて来る釣りです。
このサスペンド真鯛は縦の釣りではまず釣れません。
キャストしてからの横引きが絶対のメソッドです。
この手の釣りはジグヘッド+ワーム、シンキングペンシルなどでも可能です。
ただ、手返しの速さでジグに勝るものは有りません。
サスペンドする真鯛のヒットしてからのツッコミは素晴らしく良いファイトを期待できます。
一度、ロッドを曲げたらネットに入るまでロッドが真っ直ぐになる事はまず有りません。
潮に乗ってグイグイと抵抗し続けるファイトは、魚の王者真鯛に相応しいモノです。
平舘海峡のビッグワン真鯛を狙うなら、4月半ばから5月半ばまで。
その後は中小型も多くなり、ボトムからのただ巻きでのヒットも多くなる傾向です。
大型真鯛を狙いすますなら、この時期ですよ!