針エビ | Anglershighごめのブログ

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釣り用語で海老(エビ)って知ってますよね?
そもそもは鮎の友釣りから来てるのかな?(笑)
私が友釣りの師匠、仙台井筒屋の伊藤さんに手解きを受けた時に初めて聞いた言葉でした。
簡単に言えば、手前祭り。
水中糸が弛みすぎて、掛け針に絡んでしまう事をエビと言います。
なんでエビ?なのかと言うと、絡むと囮鮎の身体がクネっと曲がっちゃうからなんです(^^)
あたかも、背中が曲がったエビのように見えるから。
ここから、エビになる=手前祭り=ジギングや餌釣りで針絡みなどを指すようになったのだと思います。
此処ではジギングでのアシストフックとリーダー、金物などの絡みを取り上げます。

画像は水中に有るジグがジャークして海面方向に移動する状況です。
ピンクの毛糸がリーダーね!(笑)
クネクネしてますが、実際はピンっと張ってます。
ジグをジャークアップしてロッドティップから負荷が抜けていく過程では水中のジグはこんな感じの状態です。
ジャークによる入力を受けて、ジグはその反動で水平方向に向きを変えつつ、自走し始めます。
この時、リーダーはジグに引かれて、画像のように水平方向に流れていきます。
ジャークの入力による慣性でほぼジグは水平になります。
もう自走するパワーが無くなり、一瞬の静止の後、徐々に重力に導かれて、フォールへと移行します。
リーダーは更にジグに寄り添うように並行します。
ジグがフォールへと移行しています。
アシストフックの位置をみてください。
完全にフォール中です。
ここから、徐々にロッドティップにジグの重さが乗り始めて、その負荷が最大になった時こそがジャークアップを開始するタイミングになります。
針エビになるアングラーは自分が針エビになったのは何故か?
良く思い出してみてください!
大概は、ジグが水平の位置でジャーク始めていませんか?
ジグが水平の位置でジャークを開始する場合、
ラインやリーダーは弛んでいます。
つまり、引き抵抗が無いので、ロッドティップを煽ってもジグにパワーが伝わりにくいのです。
だからより大きくジャークします。
やっとジグにパワー伝わりますが、ラインの弛みで瞬間的なパワーしかジグに伝わりません。
結果、ジグはヘッド部分に急激なパワーが一瞬だけ伝わり、急激にヘッドの向きが変化します。
この時、アシストフックが暴れてリーダーや金物に手前祭りしてしまいます。
オマケにジグは効率よくパワーが伝達されないのでジャークしても飛ばないでヘッドを振るだけ。
縦方向にヘッドを振ってウォーキングtheドックするだけ。
ヘッド振るだけで上げてくるのも効果ありますが、その場合はリールの巻きでライン、リーダーの弛みを取りながらでないとトラブルばかりになってしまいます。
勿論、針エビにはアシストフックのセッティング、アシストラインの長さなども要因としてあります。
アカムツなど、前後のアシストフックが交差する程のアシストラインの長さでも、丁寧な釣りを心掛ければ、ほぼ針エビは起こりません。
水中のジグの状態を常に気にしながら、釣りをする事で見えてくるモノもあります(^^)

スローピッチジャークの釣れる要因がこのジャークの一連の動作の中に散りばめられています。
楽に簡単に効率良く釣れるのは何故か?良く考えてみてください(^^)