ウネリ対策 | Anglershighごめのブログ

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キーストンフィールドモニター、tamaTVモニター、GOMEXUS Japanテスター東邦産業モニター TSURINEWS、WEBマガジンHEATライター

先日の秋田、男鹿でのケンサキメタル。
スタートは凪良く、月も雲に隠れ良い感じでした。
スタートからすぐに当たり、パタパタと数杯ゲットした後、何故か?沖からのウネリで船はバタバタし始めると、当たらなくなりました。
ん?イカが居ないから当たらないのか?それとも.....
確認するためにオモリグを投入。
すると、一投目から乗ってきた!
イカは居るのですが、如何やら、このウネリで当たりが出にくくなっている様です。
このウネリ、遠浅の海岸部では少しの風が吹いただけでも、沿岸に押し寄せるまでに波長が増幅してウネリが高くなるパターンだったのかもしれません。

イカが居るのに何故?釣れないのか?
考えられる原因はただ一つ。
スッテが安定しない事が原因です。
イカメタルでの釣りのキモは、イカのいるタナを探り、イカを誘ってアタリを出して、アタリを見極め、掛ける事。
このサーチ、誘い、アタリを出す、見極め、掛けるをどれだけ素早く出来るか?がキモ。
ウネリが出る海況はイカメタル釣法にどんな影響が有るのか?
1番の悪影響は、アタリが出なくなる事。
厳密に言えば、イカからのアタリは出てるのかもしれませんが、ウネリで消される。もしくはロッドティップに出るはずの変化がウネリで掻き消される事でノー感度になってしまう事が問題です。
更に問題なのは、イカがスッテを抱く際にスッテが安定しないとスッテを抱き込まない事です。
イカがスッテに近づいて来て、スッテに襲い掛かろうとする時にスッテがウネリで動いてしまうと、折角、誘ってイカのスイッチが入っても抱かなくてはアタリは出ません。
イカって、動くスッテには触腕を伸ばさないものなんです。
ここで言う動くとは、潮に馴染んで漂う様な動きではなく、潮に逆らって動く様なことを言います。
餌木がスローにフォールする、スッテや餌木が潮に馴染んで漂う状態なら、イカは無警戒に触腕を伸ばして来ます。
ウネリで不意にスッテや餌木が動くと、イカはスッと後退してその動きを注視する様になります。
ウネリの中の海中では、イカはこんな感じでスッテに寄っては来るが、不意にスッテが動くので触腕を伸ばせない状態が続くのです。
イカメタルの一連の動作では、アタリを出す事が難しくなるわけです。
勿論、ウネリでロッド感度が掻き消される事でサーチ行動もスポイルされますから、尚更釣れなくなります。
イカ釣りが凪に限るのは、こう言う理由が有るのですね(^^)
事実、先日の秋田ケンサキでも、ウネリが出始めると、覿面に釣れなくなりました。

イカメタルでのウネリ対策にはどんな物が有るのか?
キモはスッテやエギをどれだけ安定させる事が出来るのか?です。
ウネリを交わすための方法は

ロッドのパワーを落としてティップの追従性を上げる。

ロッドを長い物に替える。

オバマリグなら、ドロッパー(エダス)を長くする。
オモリグなら、リーダーを長めに取るなどリグを替える。

オバマリグなら、鉛スッテをボトム固定でタルミを出して釣る。
などがあります。

私のオススメは、やはりオモリグです。
オモリグはイカの活性に合わせた釣りが比較的簡単な上に、オートマチックにイカを釣る事が可能だからです。
リグを止めるのは、元々、リーダーを取ってエギを接続しているので、外力に対して、餌木が動かされ難いので、ウネリのある状況では楽に釣りが出来るし、あれこれウネリへの対応をしなくても、簡単にイカが釣れる事がオモリグのメリットなんです。
私がオートマチックに釣れると言うのは、小細工なしで簡単と言う意味なんです。
ウネリがあるなら、オバマリグにしろオモリグにしろ、スッテや餌木を止めることを第一にやらないとイカからのコンタクトはありません。
この辺がイカ釣りを難しくしているんですね!