能代ジギング  アラウンド50はキツイよ!! | Anglershighごめのブログ

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キーストンフィールドモニター、tamaTVモニター、GOMEXUS Japanテスター東邦産業モニター TSURINEWS、WEBマガジンHEATライター

2014/11/28にブリキャッチの報で沸くホットな秋田は能代のジギングに行ってまいりました。
当日の船宿はブラックフィンさん。ヤンマーの30尺オーバー?のインボード艇にレーダー、ソナーとフル装備の船でした。
自分も船を操船するので(未だ二級ですが)やはり、遊魚船に乗ると船の走りや乗り心地、装備がどうしても、気になってしまいます。
船足も速く、能代独特の波うねりもグイグイと後方に追いやって、往路は二時間弱(うねりに正対と夜間航行でゆっくり)、復路は一時間で快適に釣りしてきました。
こんな船が欲しいなぁと思わせる、いい船でした。
船長も釣り好き(当たり前か!!)ソナーや漁探の読みも正確でピンに付けてくれます。

さて、当日は午前4時に出航、ポイントはテリ場周辺に到着するころに白々と夜が明けてきました。
2014/11/28能代
船長がスパンカーを上げたら、戦闘開始の合図です。
私の釣り座は左舷のトモ。ミヨシに四名の電ジギ戦闘員が二名づつ、両舷に分かれて陣取っています。
トモは右舷に二名のジガーが準備万端で船長の合図を待っています。
私の位置からは漁探がよく見えます。どうやら船はテリ場の根の手前辺りに付けているようです。
スタートは100メーター、表層から中層にはどうやらベイトの反応がビッシリでその下にブリの反応がパッチで出ています。最近のデジタル魚探は魚のサイズまで表示されますから、世の中進んでいますよねぇ。

今回のタックルは二本。スローピッチにメタルウィッチ634SF、旧ジガー1500P+ファイヤーライン1.5号。
もう一本は押さえにオフショアスティック58SM、旧ソルティガ4500+PE3号。
当初はスローピッチメインにいって楽してブリゲットの目論見での釣行でした。
しかし、朝一はサクッと押さえのジギングでポンポンとキャッチしてからとの思いで第一投はスピニングタックルでゴーでした。
船長の「いいよ」で第1投。ジグは鉄ジグではなく、好んで使用している2WAYスパイキーのロング195g

初速よりもシャクリ終わりの終速をシッカリとフォローしてやってしゃくっていきます。
ボトムから10しゃくりでジグに絡んでくるような感触の後、「グン」と乗ってきました。
小さい。グリグリ巻いてソク回収。2キロイナワラ。
周りでも同サイズの猛攻です。船長曰く、「釣って釣って釣りまくってサイズアップをめざせ!」 「でも、そこまで体力が持つかどうか、そこがブリキャッチ出来るか重要なんだよな」と。
どうやら私は大変な戦場に迷い込んでしまったようです。目論見のスローピッチで「楽してカンタン、ブリゲッチュー」はこの後、音を出して崩れていくのでした。
能代8キロオーバー
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朝の活性の高いジアイに一本、8キロサイズをゲットして場が落ち着いてきたのを機にスロータックルに持ち替え、引き続きブリを狙っていきます。
海底制圧とばかりに、SFCスパンキーやクランキーを投入しますが、私のテクの無さゆえバイトすらなし。
漁探にはしっかりとボトムに反応が出ていますが、何故か私のスローピッチには反応してくれません。
状況からして、魚は上のベイトを意識してるために視線が上向きなんでしょう。
モット、上までシッカリとスローピッチをしてフォールを入れれば、バイトを得られたと今になって思いますが、テリ場の潮流と風の中、手返し勝負の状況でスローピッチするには時間が掛かり過ぎると判断して、その後はスピニングに切り替えました。

もう腕がつりそうになりながら、ひたすらしゃくってきました。魚はあざ笑うように切れのないメリハリの利いていないシャクリには、イナダクラスさえバイトしてきません。
ミヨシでシャクル電ジギアングラーに怒りさえ沸いてきます(笑)
あぁ!!!楽にシャクれる、ローレスポンスロッドが欲しいとつくづく実感しました。
実際、右舷トモのアングラーは私の倍はバイトを得てキャッチ数を伸ばしていました。
あのローレスポンスの利点はシャクリの間に連続性があるのがキモ。初速からシャクリ後半に掛けて連続性をもってジグのスピードが高まっていく。なおかつシャクリとシャクリの間にギクシャクせずCVTのようにスピードの緩急が自然に付いていく。
ロッドを替えれば、同じシャクリでも違ったアクションになるのを実感しました。
一番の利点はアラウンド50にも一日中ジギングが楽しめることか?(笑)
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というわけで今回の釣行は8キロオーバーを筆頭に7キロ後半、5キロから4キロ数本、イナワラ多数という結果になりました。
最後のほうはイナダクラスにさえ、ファイトに手こずる有様で「もう勘弁してくれ!!」と言いたくなる釣行でした。
船中10キロクラスは数本あがっていただけに、今後も10キロオーバーを目指して狙って行きたいと思います。