Ｂ ２－４ Ｌ
敗）齋藤 １勝１敗
本）西川 ３号ソロ
克服したと思われる四球癖が・・・。
先発齋藤、前回登板から一変し球筋が不安定。初回先頭西川にライト線へツーベースと送りバントで１死３塁から、３番栗山にライト犠牲ライナーで１点を先制される。３回表は先頭西川にストレートのフォアボール、１死から３番栗山にもフォアボールで１死１・２塁。続く４番岸にストライクを取りに行ったストレートが真ん中に入り、レフトスタンド５階席に運ばれる３ランで突き放される。４回表もピンチを迎えるが、内野好守備もありどうにか無失点で終わり降板。４回を６８球４安打４四球１奪三振４失点。投球が抜けたり引っかかったりしてボール先行の苦しい投球。シーズン序盤と同様な降板となる。
一方打線はライオンズ先発隅田の変化球に手こずる。初回１死から２番森がライト前ヒット、３番太田がセカンドへの内野安打で１・２塁と反撃のチャンスを作るも、４番西川がスプリットに空振り三振、５番紅林がショート正面のゴロで無得点。再度チャンスが訪れたのは４回裏。先頭４番西川が技アリのレフト前ヒット、続く５番紅林がチェンジアップを右打ちし右中間へのツーベースで無死２・３塁。続く宗が弱いサードゴロで１点を返す。さらに１死３塁ともう１点取れそうな場面であったが、７番安達はサード正面のゴロ、８番頓宮がスプリットに空振り三振に倒れて、複数点を返したい場面を逸する。それでも表の回に初登板のペルドモが三者凡退デビューを飾った直後の８回裏、２番手松本から４番西川が右中間スタンドへソロホームランを放ち２点差とする。９回裏は守護神アブレイユから先頭６番宗が１塁線を破るツーベースで出塁。１死から８番途中出場のセデーニョがフォアボールを選び１・２塁。ここで９番若月の代打杉本、打ち頃の甘いスライダーにスイングも、打球はスタンド一直線どころか真上に上がるキャッチャーファウルフライ。最後は１番茶野がストレートに抗えず空振り三振で昨日の勢いを活かせず・・・。
隅田の大きく曲がりカーブとスプリットに対応ができなかった打者が多く、打線が繋がらなかった。茶野などコンパクトな打撃を売りとする左打者は、カーブに対応しようがないという感じ。また頓宮を代表とする不振の打者は、スプリットに簡単にバットが空を切る。先発の特性を見極めきれなかった先発オーダーに問題はなかったか。また齋藤については、一度ピンチを作るとコントロールができなくなる傾向があり、まだまだ課題克服に時間をかける必要がありそう。その意味では、初回無死２塁での送りバントで３塁封殺してピンチ脱出することはできなかっただろうか。バントがピッチャー正面への強いバントであったが、サード宗がチャージしていてベースカバーが遅れ気味だったか。細かいプレイであったが、ここを切り抜ければ逆の結果になったかも知れない・・・。
