先ほど大河ドラマ「光る君へ」を見ていて、なんか藤原隆家すがすがしいなぁと、気持ちが明るくなりました。
実際の隆家がどうなのかは知りませんが、竜星涼さんという方、いい感じです。重苦しくなる一方のドラマのなかで、一度失脚しながら過去を振り返らず先のことを考える隆家をうまく演じていて好感が持てます。
兄の伊周とは対照的に描かれているので、ちょっと極端に脚色しているのかもしれませんが、年寄りばかりが増えている今の日本は過去を見ている人ばかりが多く、大河ドラマの中であのように言ってくれると気分が明るくなります。
生きている限り年を取るので、若年層であろうと過去をなつかしむのは人間として普通なのかもしれませんが、記憶は人間以外の動物も持っていると思うので、やはり人間であるからには未来を見たいです。
過去の日記や記念の品と同じくらい、未定の未来は大切なものだと思います。
年を取ると未来よりも過去のほうが増えるというのは自分ひとり(または同世代)に限ったことであって、年齢に関係なく過去も未来もたっぷりあるのです。
日常の閉塞感、行き詰まり感は狭い境涯が引き起こすものだといえます。
大河ドラマで思いがけない拾いものをしました。
隆家注目😊