朝ドラ「虎に翼」を夏休み中の娘と見終わり、テレビを消そうとしたのですが(ここでテレビを消すタイミングを逃すとだらだら見続けることになりますから…娘が。)、あさイチの特集が10代の生理の悩みで、産婦人科医の高尾美穂さんがアドバイザーとして出演していたため、娘と視聴しました。
見てよかったです!!!
最新の生理事情を知ることができたのが何よりです。
しかし、それよりも…
10代の女の子たちが全然生理のことを母親に相談できていないこと、相談しづらいと思っていること、相談しても力になってもらえないこと…など、親子の断絶について現実を突きつけられたことがショックではありますが、幻想や思い込み、決めつけが砕け散ったのは思いの外せいせいしました。
生理が始まる頃にいろんな事情があって母親がそばにいない女の子は困るだろうとは思っていました。でも、実際には母親がそばにいても女の子たちは困っているのです…
中高生の女の子の中には、生理になっても母親に言えなかった…という子がけっこういました。
理由は明確ではなく、なんとなく言えない、言える雰囲気ではないというかんじでした。
ある高校生女子は、お母さんは生理についてすごくきちんとしている人で、お母さんがいつ生理なのかわからない、だから自分も隠さないといけない…と思ったそうです…
今学校では生理についての授業があります。そういうことは学校にまかせている、家庭では話さないということでしょうか…
ある女子は、自分の身体が女らしく変わっていくのが耐えられなかったと言ってました。認めたくなかったと…
産婦人科医の高尾美穂さんからは、今どきの生理事情、生理痛などは体質と考えるのではなく、本人のツラさという主観・訴えにより月経困難症といって治療対象になること、低用量ピルが使われていることなどの話がありました。
母親世代はピルというと、避妊薬というイメージがあり、また産婦人科に娘を連れて行くことも世間体などから気が進まないようです。
内診という、例のあのポーズに10代の女の子たちもすごく恐怖と抵抗を感じています。ただ、今は10代の女の子に対してはお腹の上から診るエコー検査が主流とのことです。
新しい生理用品もあり、知識のブラッシュアップが必要だと痛感しました。
高尾美穂さんは、お母さんはどうしても自分の経験で考えがちだけど、娘がどう感じるかを想像してほしいとアドバイスしていました。
これって母親と娘との関係だけじゃなく、全ての人間関係に言えること😓
いい勉強になりました。
高尾美穂さんのサイト