私はここ数年毎年この時期には梅シロップや梅酒を作っています。今年も5月の下旬ごろから店頭には氷砂糖や瓶、焼酎などのリカー類が並んでいましたが、肝心の梅はなかなか見かけず、まだかな〜まだかな〜と思っていました。そうこうするうちに、スイカが出始めました。さすがにスイカより梅が遅いわけない!と気づき、他のお店を探しましたが、やはりないのです…聞くと、入荷してもすぐに売り切れるのだとか…梅酒や梅干しブームが来てるのか?と呑気に想像してましたが、調べると、なんとまれにみる不作とか。
先日ようやくあるお店で見つけましたが、高かったです…2倍ぐらいかな。氷砂糖まで高くなっている…
不作の原因は暖冬らしいです。
ことしは暖冬で梅の開花が早まり、雌しべが短くなるなどしたため、受粉がうまくいかなかったことが原因とみられるということです。
そうなのか…
寒さが苦手な人にとっては暖冬はありがたいが、いいことばかりではなく、不利益なことも多いのはみながわかっているのです。でもやはり、こうやって日常的にじわじわと生活が侵食されていくと、地球全体の温度上昇は深刻な事態を引き起こすことが実感できます。
桜が美しい花を咲かせるのは冬の寒さに耐えたから。冬の寒さにさらされないサナギは春の暖かさに触れてもしゃきんと羽化しない。
人間も同じかも…
いい環境は慣れてしまえばよくもなんともない。ツラさ苦しさがあるからその後の春風をありがたく感じる。
苦労は買ってでもしろという昔の人の格言、何を言ってんの?と若い頃にはよくわからなかったのたけど、こういうことなのか…😔