先日久しぶりに大きな地震がきました。ちょうど朝ごはんを食べようかというときでした。スマホから例の不気味な音が鳴り響き、すぐに揺れました。
久しぶりでした。すっかり油断していました。
輪島に向かう途中で目にした崩壊した家々、いつ崩れるともわからない傾いた家屋が心配になりました。
石川県知事はまたしても東京にいて不在だったとか…間の悪い人ですよね😅
ただ、大地震の元旦同様に、副知事・次席の人というトップ3がまたしても、そろっていなかったとか…
ほんと間が悪いですね!
でも、ほんとにそうでしょうか…
だって、副知事って知事になにかがあったときのためにいるのですよ。
次席の人も…
いくら大事な用事とはいえ(岸田総理と面会予定で前日に東京入り)トップ3が同時に地元を離れるなんて、油断しすぎでは…
他人事ではないです。このような油断は誰もがやってしまうことですから…
輪島市門前町での印象に残っている光景があります。
家か納屋か離れかわかりませんが、完全に崩れているのですが、庭に野菜がきれいに栽培されていました。肥料の空袋を棒に被せてきちんとマルチングしてありました。おじいさんが畑仕事をしていました。花もきれいに咲いていました。手入れされた庭でした。
人が住んでいても、家はしっかりしていても荒れ果てた住まいもあれば、家は崩れ落ちているのに空いたスペースに丹精された作物や花が育っている住まいもある。人間というものを理解することは簡単ではありません。
満たされていても不平不満の人生もあれば、全てを奪われてもなお希望の残る人生もある。
あらゆる悪が解き放たれたパンドラの箱の底に残っていたのが希望であることは偶然なのでしょうか。物がある生活が豊かであることは否定のしようもないのです。それなのに物があってもなお豊かな人生を送れないとは、やはり人間を理解することは簡単ではありません。
あのおじいさんはどんな思いで野菜や花を育て手入れしているのか、嫌でも目に入る崩れ落ちた家屋をどんな思いで見ているのか知るよしもないのですが…
地震の後の瓦礫の山と緑の木々、野生の植物の織りなす光景が強く印象に残る門前町でした。