殊更、小劇場においては特に。
端から予定に入れていた、元々興味があった、演劇政治的理由、以外でただやみくもに垂れ流される宣伝に食い付く輩は稀だろう。
それらはもはや宣伝としての集客効果は薄く、活動告知の一環に過ぎなくなっている。
つい数年程前から、劇場の挟み込みチラシにどれ程の訴求効果があるのだと懐疑的になったのと同じことが、もはやSNSの世界にも起こりつつある。
最終的に集客を増やしたいなら、SNS更新を頑張るより、一人一人に直接、誠意と熱意を持った宣伝をした方がよほど効果的だ。
SNSが無かったあの時代の様に。
僕も年に数回は本気で観てもらいたい作品に出会う。
その時は先の通り、一人一人に誠意と熱意を持って宣伝をする。
その時の集客力はやはり雲泥の差だ。
まだこの業界も捨てたもんじゃないと、改めて感謝する。
演劇も同じく、その場の人達と様々なものを直接交わし合うものだからね。