誰にも言ってないけれど。 | 勇々自適。

勇々自適。

役者・演出・プロデューサー、鈴木洋平が日々のよしなしごとを語っている様です。

僕はね。
先天性の心臓病を抱えててね。

ガキの頃はよくまぁ医者にお世話になってたんだよ。

強くなる為に無茶をしてた10代半ばの時、医者からこう言われたんだ。

「君はいつ死ぬか分からない身体なんだ」と。
僕はこう返したんだ。
「いつ死ぬか分からないなら、いつ死んでもいい生き方をしてゆきます」と。

それ以来、25年。
循環器の病院には行っていない。

そんな身体の事はさておき、僕は通常の人間以上に元気よく生きてきたんだ。

脈拍数が30代の不整脈の僕にとって、身体や心を限界まで振り絞った時にかかる疲労度が他人と比べてどうか何て知ったこっちゃない。

本当はペースメーカー入れて、障害者手帳を交付されて、細々と生きる人生なんてのもあったかも知れない。
が、そんな細長いだけの人生に何の興味もない。

僕と出会った人間は僕が普通の人間以上にパワフルなのを知っている。
普通の人間以上に楽しい毎日を送っていることを知っている。
普通の人間以上に人生を謳歌していることを知っている。


何故なら僕は。
「いつ死ぬか分からないなら、いつ死んでもいい生き方をしてゆく」ことを選んだ人間だから。


たまに息苦しかったり、胸を締め付けられることはあるよ。
でもそれを理由に手を緩めたことなど一度もないよ。

たまに身体のツボを刺激しまくってるのは、大事な闘いの前さ。
大事な闘いの最中に心臓が止まってもらっては困るからね。


これからも、この身体と生きてゆくよ。
そして、人生を最大限に謳歌してゆくよ。
最期の1打まで。
人は誰しもが、いつ死ぬか分からないからね。